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子供にミシンが必要な理由

人のためにーボランティア精神に基づいて:ジャノメ エクール CP4850

ジャノメミシンの思い出
この記事は約6分で読めます。

このページは、同志社大学生に課した自主学習レポートを転載したものです(同志社大学「日本経済史1」2020年度)。転載には事前に許諾を得ています。

自主学習課題として、ミシンを使った人生を振り返ってもらうインタビューをしてもらいました。そのため、本文の大半の1人称は被取材者で、記事の最後のまとめ部分は取材者(レポートの執筆者)となります。ご留意ください。他にもミシンの歴史やミシンの進化に関するテーマを書かれた学生もいらっしゃいます。いずれも、若干の訂正や修正を経て掲載しています。

人のためにーボランティア精神に基づいて:ジャノメ エクール CP4850

インタビュー対象者との関係

私の実家は中華料理店を営んでおり、インタビュー対象者はその常連さんです。週に2、3回ほどはお店に訪れてくださるとても気さくな方です。

インタビュー対象者が振り返るミシンのメーカー

インタビュー対象となるミシンのメーカーは「ジャノメ」です。

インタビュー対象となるミシンの番号

インタビュー対象となるミシンの番号は「エクール CP4850」です。

ミシンをどのような経緯で購入したか、いつ頃購入したか

私がインタビュー対象となるミシンを購入したのは8年前の2012年でした。前に使用していたものが壊れて使えなくなってしまったため、このミシンを購入しました。壊れてしまったミシンがジャノメで使い慣れていたこともあり、同じメーカーのミシンを買うことにしました。

幼い頃から

私は幼い頃からミシンを使って色々なものを作ってきました。そのため、今まで購入したミシンの数は、インタビュー対象となっているミシン(最も新しいもの)で4台目です。買い替える原因は主に使い過ぎによる故障です。壊れて使えなくなるほど、ミシンを使用して色々なものを作ってきました。

ミシンを入手した後にどのようなことに使ったか

私がインタビュー対象のミシンで最も印象に残っているのは、双子の姉妹のために幼稚園のグッズ作りをしたことと、手芸屋さんで初めて出会った方に、私の家に招いてマスクの作り方を教えたことです。

双子の姉妹への入園祝い

私はよくマッサージに行くのですが、行った際はそのお店のマッサージ師さんと雑談します。

その会話の中で、マッサージ師さんのお嫁さんが、双子の娘さんたちが幼稚園に入園する際に必要な幼稚園のグッズ作りに苦戦しているという話になりました。マッサージ師さんのお嫁さんはどうやら不器用な方のようで、裁縫やミシンを使用して何かものを作ることは慣れていないとのことでした。

そこで、私がお嫁さんの代わりに幼稚園のグッズを作ることになりました。裁縫などは幼い頃からやっていたため自信はあり、すぐに完成させることができると思っていました。しかし、娘さんが双子ということもあり、同じものを二つ作る必要がありました。

また、同じデザインでないと双子の間で取り合いになるということから、全く同じに作る必要があり、非常に苦労したのを今でもよく覚えています。けれども、喜んでもらえる姿を思い描き、やっとの思いで完成させることができました。完成したものを届けると、双子の姉妹はとても喜んでくれました。「大変な思いをしたけれど、作って良かった」そんな気持ちになりました。私から彼女たちに贈るささやかな入園祝いです。

私が先生

また、手芸屋さんで会った人にマスク作りを教えたことも印象に残っています。買い物をしに手芸屋さん行くと、店員さんに熱心に質問する方がいました。店員さんも困った様子だったため、声をかけてみました。

どうやら、布を使ったマスクの作り方についての質問だったみたいで、仕事中の店員さんの代わりに私が相談に乗りました。けれども、話だけでは伝わらなかったようなので、私の家に招いて1から教えることにしました。その方は裁縫やミシンを使ったことはあるものの、お世辞にもあまり上手とは言えませんでした。

私は教えがいがあるなと思いつつ、生地の裁断からアイロン掛けまで丁寧に教えました。教えるだけのつもりでしたが、ほとんどの工程を私自身でこなしていることにマスクが完成してから気がつきました。その後、仕方なく、もう1枚マスクを1からその方の力だけで作ってもらいました。細かい作業はまだまだ粗さが見られたものの、初めてマスクを作ったにしてはとても上手にマスクを完成させました。

人に教えることの難しさだけでなく、ともに1つのものを完成させる喜びをマスク作りを通じて教わりました。

ミシンを使う技術は誰からまたはどのような組織から教わったか

ジャノメ エクール CP4850

私はミシンの使い方の全てを、洋服を仕立てる仕事をしていた叔父から教わりました。

叔父のおかげで

私の叔父は洋服を仕立てる商売をしていました。家が近かったため、叔父の家に通い、ミシンの使い方を教えてもらいました。最初は失敗ばかりでしたが、叔父は何度も失敗する私に対して怒ることなく、優しく丁寧に教えてくれました。叔父の指導のおかげで、今では人に教えられるほどにまでミシンを使えるようになりました。

私にとって叔父とは

叔父が洋服を仕立てる仕事をしていなければミシンを今ほど使っていなかったのではないかと思うほど、私にとって叔父の存在は大きく、ミシンを扱うきっかけを作ってくれた人物と言えます。

そのミシンは現在どういう状況にあるか

インタビュー対象のミシンは現在でも使用していますが、特別思いやりがあるというわけではありません。ですが、私は幼い頃からずっとミシンを使ってきたため、今でもミシンを使ってものを作っています。

新型コロナウイルスの影響で

最近は新型コロナウイルスが日本だけでなく、世界中に多大な影響を与えています。感染拡大防止のため、一日中家にいることがほとんどです。日用品を買いに外出する際は、マスクの着用が欠かせなくなっています。

しかし、そのマスクが今、ほとんど手に入らない状況です。そこで私は、今までのミシンの経験を生かして、布を使ってマスクを作っています。最初は自分のためだけに作っていましたが、近隣の方々がマスク不足に悩んでいるとのことで、彼らの分のマスクも私が作ることにしました。自分のために作るよりも、他の誰かのためにものを作るほうが意欲的に取り組めます。作ったマスクを近所の方々に届けたとき、とても感謝されました。喜んでくれるから、人のために動けるのかもしれません。

ボランティア精神

私はいつの間にか自分のために何かを作るよりも、誰かのために何かを作るほうが意欲的に取り組んでいることに気がつきました。

前述したように、幼稚園グッズを作ったこともマスクの作り方を教えたことも、私の中にある”ボランティア精神”がそういう行動に移させたのだと思いました。ボランティア精神が芽生えたのは、私が作ったものをプレゼントした際、とても喜んでくれた経験が大きかったと思います。このボランティア精神を大事に、これからもインタビュー対象のミシンが壊れるまで誰かのためにものを作り続けたいと思います。

最後に

私は今回、インタビュー対象者を探すのにとても苦労しました。実家にはすでにミシンはなく、祖父母の家にもないと言われてしまったからです。それは時代の流れとともに、家庭でのミシン離れを意味しているのではないかと思いました。

しかし、今回のインタビュー対象者はミシンの良さを熟知している人です。ミシンを使って自分で手作りすることで、その物自体に愛着が湧きます。ミシンが普及していた頃は、ミシンで作ったものには各家庭の”味”が出ていたのだろうと思いました。

昔は生地を購入し、母親がミシンなどを使用して洋服などを作っていたのでしょう。しかし、今では洋服は安く手に入れることができるため、購入するのが当たり前になっています。時代が変化するにつれ、一昔前では当たり前だったことが当たり前ではなくなります。今は当たり前なことでも、将来ではそうではなくなっているかもしれません。ミシンのインタビューを通して、時代の流れや文化の衰退を実感しました。

今回、インタビューに協力してくださった方(インタビュー対象者)は、”ボランティア精神”という言葉を多用していました。これほどまでに他の人のために動くことができる方に初めて出会ったので驚きました。

現在、コロナウイルスの影響で自分のことだけで精一杯になってもおかしくないのですが、そのような状況でも、他の人のためにマスクを作ることができるのは本当にすごいと思いました。私も自分のことで精一杯のときこそ、他の人にも目を向けられるような人になりたいと思いました。

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