子供にミシンが必要な理由

母とミシンの半生:ブラザー社「ホームマーク Z-40423」

ブラザーミシンの思い出
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母とミシンの半生:ブラザー社「ホームマーク Z-40423」

このページでは「母とミシンの半生」と題した、ブラザー社「ホームマーク Z-40423」の思い出を学生アンケートから紹介しています。

アンケートの紹介にあたり、学生レポートの日本語や文脈などの修正を私が行なっています。また、紹介に際して学生の許可を事前にいただいています。

ミシン所有者とあなたの関係

そのミシンを所有している方はあなたから見てどなたに当たりますか?

ミシンの所有者は母です。

その方の生年やミシン利用期間の西暦や居住地

母は1971年生まれの48歳です。22歳の頃に結婚と同時に祖母から譲り受けました。22歳まで兵庫県宝塚市の実家に住んでおり、結婚と同時に大阪府堺市に引っ越しました。

ミシン本体について

ブラザー社「ホームマーク Z-40423」

  • ミシンのメーカー:ブラザー
  • ミシンの機種:ホームマーク Z-40423
  • シリアルナンバー:NO.111251
  • ミシンの購入年:母が祖母から譲り受けた物なのでわからないそうです。少なくとも28年以上前の物です。

ミシンの性能

ブラザー社「ホームマーク Z-40423」には当時の最新機能とか、特に優れた点、特別な機能が付いているわけではありません。ただただミシンに必要な機能が最低限付いているだけです。機能がシンプルであるからこそ、特段クセのない分使いやすかったそうです。また、20年以上故障することなく使い続けることができたため耐久力にも優れていると母は言っていました。

一方で、重くて取り出したり直す時には少々不便であったようです。今回のインタビューのためリビングに持ち出す際に僕も持ってみましたが、確かに女性である母が使うには重すぎるという印象を受けました。

ミシン技術の習得先

母は兵庫県宝塚市の実家にいた頃、末広小学校という小学校に通っていました。小学校の家庭科の授業で初めてミシンの使い方を学んだそうです。

中学生の頃には授業で自分の体操服を入れるための巾着袋を作ることになりました。その際に、家にあったこのミシンで作成したそうです。母がまともにミシンを触るのは小学校以来でした。説明書を読んだり、祖母から教えてもらったりしながらミシンの使い方を学んでいったそうです。そして、なんとか一人で巾着袋を完成させました。

その後は家族のズボンの裾上げや子ども達(僕と妹)の学校で使う物を作成することで腕を段々上げていったそうです。

ミシンの使い道

ブラザー社「ホームマーク Z-40423」

ブラザー社「ホームマーク Z-40423」は元々祖母が使っていた物でした。母曰く記憶は曖昧ですが、雑巾などを縫うのに使われていたみたいです。実家にいた頃は母と祖母が二人で使っていました。22歳の頃に母が結婚する際に完全に母の物になったそうです。

母は主に衣類の手直しや子どもが学校で使用する物を作成するのに使用していました。僕や妹が何気なく使っていた物の中にいくつか母がミシンで作った物が含まれていました。

雑巾

使わなくなった服やタオルを使って雑巾を作っていました。また、僕や妹が学校へ持っていくための雑巾も作ってくれました。ジグザグ縫いを用いたそうです。

ズボンの裾上げ

主に家族のズボンの裾上げを行いました。まつり縫いを使用していました。母が覚えている限り最後の使用用途が僕のズボンの裾上げだそうです。

子ども(僕と妹)の浴衣

僕と妹が着る浴衣を作成しました。僕たち兄妹は大阪府堺市にある中央幼稚園という幼稚園に通っていました。幼稚園では毎年夏祭りが行われていて、そこで着るための浴衣です。元々浴衣は市販の物を購入する予定でしたが、僕たち兄妹が気に入る柄の物がなかったため作ることにしました。それぞれ好きな柄の布地を選ばせてくれました。

ちなみに僕は青いドラえもんの柄で、妹はピンクの花柄でした。浴衣の作り方を知らなかった母は図書館に行って、作り方が載っている本を借りました。その本を読みながら作ってくれたようです。その浴衣は2回しか着なかったようです。身体が大きくなったことで着られなくなってしまいました。

給食セット(箸、コップ、ナフキン)入れ

僕が通っていた幼稚園では毎日給食が出ていました。そのため、箸とコップと、給食の下に敷くナフキンの3点セットだけを持参していました。その3つを入れるための袋を作りました。

上履き入れ

僕が小学校に上がった頃に作成しました。とても頑丈であったため6年間使うことができました。比較的最近まで使っていた物なので僕も鮮明に覚えています。

ミシンの現在

母のミシンは3年ほど前から使われていません。3年前に使おうとしたらプーリーが回らなくなってしまっていたそうです。約1年間ろくに手入れもせずに放置していたからではないか、と母は言っていました。

しかし、おそらく完全に壊れてしまっているわけではなく、油をさせばまたスムーズに動くのではないか、とも言っていました。ただ、いざミシンを直すために何かやろうという気が起きず、そのままになっているみたいです。もし、ミシンが直ったらまたズボンの裾上げなど、そういったことに使いたいと言っていました。

ミシンへの思い入れ

ブラザー社「ホームマーク Z-40423」を使って、子どもの成長に合わせて色々な物を作ってきました。母は決してミシンの扱いに優れているわけではありません。それでも子ども達が喜ぶのであれば作れる物は作ろう、と考えたようです。子どもが成長するたびにこのミシンが活躍しました。作った物を子どもが嬉しそうに身に着けたり、使ったりしているのを見るのが母の喜びでした。僕自身このインタビューを通して、母に愛されていたんだな、と強く感じました。

このミシンは元々祖母が使っていた物で、母が結婚と同時に譲り受けました。所謂嫁入り道具です。重いし古いし、どうせなら新しい物に買い替えようと何度か考えたこともあったそうです。しかし、使っているうちに愛着が湧いて、気づいたら20年以上経っていたそうです。母(祖母のこと)から貰ったミシンを長い間使い続けることができて本当によかったと語っていました。

また、現在ではミシンを買い替える気はないそうです。もし、ミシンが必要になったら、このミシンを修理して使いたいそうです。最後に妹が嫁入りする時には譲るのか聞いたところ、「いらんやろ(笑)」と笑っていました。

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