子供にミシンが必要な理由

母と共に暮らしを彩るお手伝いさんのお話:ジューキミシン

ジューキミシンの思い出
この記事は約6分で読めます。

このページは、同志社大学生に課した自主学習レポートを転載したものです(同志社大学「日本経済史1」2020年度)。転載には事前に許諾を得ています。

自主学習課題として、ミシンを使った人生を振り返ってもらうインタビューをしてもらいました。そのため、本文の大半の1人称は被取材者で、記事の最後のまとめ部分は取材者(レポートの執筆者)となります。ご留意ください。他にもミシンの歴史やミシンの進化に関するテーマを書かれた学生もいらっしゃいます。いずれも、若干の訂正や修正を経て掲載しています。

お手伝いさんの名前

  • JUKI株式会社 jureve(ジュレーブ)HZL-010N(以下の呼称:オールドさん)
  • JUKI株式会社 SEWING MASTER PRO HZL-F3000(以下の呼称:オニューさん)

※オールドさんの写真が入手不可能だったため、添付している写真はオニュ―さんのみです。

オールドさん採用の経緯

お手伝いさんの採用は出産後から検討していましたが、娘が入園するタイミングで採用を決心しました。洋裁が趣味である母の影響もあり、私も幼い頃から手芸は好きでした。

ですが、やはりこの採用を機に、お手伝いさんの有無に関わらず、手芸に取り組む時間はうんと増えました。

具体的に何を作ったか

オールドさんとは娘の入園グッズ(コップ入れやきんちゃく袋)をはじめティッシュケース、手提げバッグ、こたつカバー、クッションカバーを作りました。

オニューさんとは洋服、犬のマット、手作りマスクを作りました。

最近はコロナウイルスの影響で使い捨てマスクを入手するのが困難になったので、手作りマスクを作ることが多いです。

お手伝いさんとの出会い

お手伝いさんの扱い方は幼い頃に母に教わりました。母は専業主婦かつ手芸が大好きな人だったので、物心ついた頃には母とお手伝いさんと一緒に小物作りをしていました。

具体的には、雑巾やナップザック、帽子、服などを作りました。

当時はテーブルと一体化しているタイプのお手伝いさんだったので、決められた場所でしかお手伝いさんと作業を進められませんでした。それに比べると、現代は(コンセントさえあれば)いつでもどこでもお手伝いさんと作業ができるのでとてもありがたいです。

オールドさんの特徴

オールドさんは『オート刺繍』が得意でした。特に子供が小さい頃は、持ち物すべてに名前を記載する必要があったので、可愛い文字・飾りを即座に刺繍してくれるオールドさんにはとても助けられていました。

娘が使う幼稚園の手提げバックや、自分用のティッシュケースなどに刺繍デザインを取り入れました。今でも愛用しています。

オールドさんの旅立ち、オニューさんとの出会い

2か月前、10年以上お世話になっていたオールドさんが原因不明の病死を遂げてしまい、新しいお手伝いさんを募集しました。

(新しいお手伝いさん)オニューさんの特徴

ジューキ社ソーイングマスタープロHZL-F3000

  • 厚手の生地を縫うことができる
  • 飾り縫いの種類が豊富である
  • ボタンホール縫いの種類が豊富である
  • JUKI社のメンテナンスが充実している

オニューさんは偶然にも、オールドさんと同じ会社(JUKI株式会社)で訓練を受けたお手伝いさんでした。

ジューキ社ソーイングマスタープロHZL-F3000の紹介ページはこちらです。このページでカタログと取扱説明書のダウンロードもできます。
HZL-F3000|JUKI家庭用ミシン
JUKI家庭用ミシンのWebサイトです。職業用ミシン&...

お手伝いさんとの共同作業

過去の思い出の品

これまでの作品で最も印象に残っているのは『立体マスク』です。自分のイメージしていた通りの可愛らしいマスクを完成させることができました。予想以上に出来が良かったので、立体タイプとプリーツタイプをそれぞれ一つずつ母にプレゼントしました。喜んでもらえて嬉しかったです。

苦労した作品という意味で最も印象に残っているのは、クリスマス会(幼稚園の毎年恒例のイベント)のために作った『クリスマスのビッグサイズ靴下』です。娘の好きなキャラクターをいちから作って縫い付けたり…靴下の装飾品をすべて手作りしたのでとても苦労しました。

これから増やしていきたい思い出の品

愛犬の服、ショルダーバッグ、がま口ポーチをつくりたいなと思っています。おうち時間を上手に活用して、自分の好きなデザインの作品を完成させたいです。

こんなお手伝いさんに出会いたい

ボタンひとつで好きな色の糸を選択できる家庭サイズのお手伝いさんに出会いたいです。

もちろん今のお手伝いさんは、手動で好きな糸さえ設定すれば、その糸で綺麗に縫ってくれるのですが、欲を言えば糸の交換までしてくれるお手伝いさんがほしいです。

また、糸を選択するだけでなく、使い切ってしまった糸を自動で補充してくれるような優秀なお手伝いさんがいてくれるなら、最強ですね。

最後に、お手伝いさんへ一言

オールドさんが亡くなった時「子供も大きくなったことだし、このタイミングでお手伝いさんとは縁を切ろうかな」と考えたこともありました。

しかし、「今までお手伝いさんに頼っていた作業をすべて手縫いするのか」と考えただけでうんざりし、新たなお手伝いさんの採用を決心しました。その結果、オニュ―さんのおかげで、今もなお手芸を楽しむことができています。

確かに娘のためにお手伝いさんの力を借りる機会は減りましたが、その分好きなだけ、お手伝いさんとの思い出の品を増やすことができるので、とても楽しいです。これからも協力して、暮らしに彩りを与えていきましょう。

インタビューを通して得たもの、考えたこと

インタビュアーに話を聞いたうえで、お手伝いさんの魅力とは、自分が欲しいデザインの作品を(手縫いに比べて)比較的簡単に作れる点だと私は考えました。

私は、インタビュアーのように、幼少期からお手伝いさんと頻繁に触れ合うことはなかったものの、インタビュアーがお手伝いさんと一緒に手芸を楽しむ姿はよく目にしていました。

一人暮らしをしている今の生活では、自ら機会を設けない限り、そもそも裁縫道具に触れることすらありません。せいぜいボタンをつけなおす程度です。

しかし、将来自分に子供ができた際、その子供に何も作ってあげられないのは情けないなと考えさせられました。なぜならインタビュアーの話を聞いていると、自然と自分の幼少期の思い出が蘇ってきたからです。

私は自身が幼稚園生や小学校低学年だった頃、母の作ってくれた手提げバックを喜んで使っていました。
友達に「すごい!〇〇ちゃんの可愛い~」と言われてご機嫌そうにしている自分の顔が思い出されます。
手芸に興味のない一人暮らしの学生(私)は、これまでお手伝いさんに感謝することもありませんでした。感謝どころか、お手伝いさんに関心をもつことすらなかったかもしれません。

今思えば、中高の家庭科の授業では、良い評価をもらうために与えられた課題をこなしていただけでした。だから、学校で習ったことを家に帰ってから実践することもありませんでした。

ですが今回、レポート作成のためのインタビューを通して、ミシンの便利さと同時に、今まで気づけていなかった自分の幼少期時代の、母の苦労をも知ることができました。

値段・使用頻度・場所を考えたとき、今の私がお手伝いさんを採用するのはまだ早いですが、せめて実家に帰った時くらいは、母にお手伝いさんの扱い方や手芸のコツを教わりたいと思います。

そして、いつの日か私も家庭を持ったとき、お手伝いさんと協力して、自分の子供に喜んでもらえるような作品を作ってあげたいです。

最後に、本講義のシラバスを読んだ時から、「ミシンを通して日本経済について考える」という岩本先生の講義に期待を膨らませると同時に、「ミシンについて知ることが、これから日本経済を学んでいくうえでどのように役立つのか」という疑問を抱きました。

今回のミシン・ユーザーへのインタビューだけではその答えを見つけることはできませんでしたが、その答えを模索しながら日本経済について学んでいくこれからの講義がさらに楽しみになりました。

対面授業が受けられないのは非常に残念ですが、先生の授業を楽しみにしています。

コメント 質問や感想をお寄せください

タイトルとURLをコピーしました