カッティングルーム:エッチケーヒダカ

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この記事ではエッチケーヒダカの提供する裁断機(カッティング・マシン)や周辺機器の広告をご紹介しています。

総じてカッティングルームとなづけているのがナイスですが、1960年代にアパレル工場の裁断工程が分化されていたことがわかります。

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カッティングルーム:エッチケーヒダカ

広告では、高度成長期にあるあるの「能率向上」「省力化」をキャッチフレーズに裁断機(カッティング・マシン)や周辺機器を宣伝しています。

左上:型紙縮小機レイアウト台

原反の節約とスピーディな型紙の配列プランをするために使うシンプレックス。

縮尺テーブルは183cm×122cm。

右上:カッティング・マシン

自動裁断機。

当時の広告では「日本一」を書いてもよかったので日本一の使用台数を誇ると書いてあります。

サイズはいろいろで、超大型・大型・中型・小型。

機種のいろいろ。

DBK型、DBK-D型、EBK型、EBK-D型、MBK型、MBK-S型、そしてバンビーS型。

真ん中:多用途全自動(裁断機・キャッチャー付)延反機GT-NS208

延反機とは生地を平坦に伸ばしながら生地を重ねるマシンです。

ズレずに大量に裁断できます。

「すべての生地をノーテンション延反」のくだり、ノーテンション延反とはテンション(緊張)がない状態で延反することです。

この延反機GT-NS208には布を引っ張ることなく平坦にできる機能が付いていたわけです。

左下:延反機GT-W-3型

これはウール地やジャージーむけの延反機で、ターンテーブルとカット装置がついています。

  • 自動耳揃え装置
  • プラットホーム
  • スピード調整
  • キャッチャー装置

もついています。

右下:油圧クリッカー10C-18型

正確な裁断(カッティング)や自動縫製の前提に勧めているのが油圧クリッカー。

クリッカーとは一般的な小型プレス機で、これを油圧で制御します。

  • 圧力…17トン
  • 下盤面…510×920mm
  • ストローク…10~45mm
  • 所要馬力…1.5kw
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エッチケーヒダカ

株式会社エッチケーヒダカの所在は次のとおりです。

  • 本社…大阪市福島区大開町1丁目39番地
  • 東京営業所…東京都墨田区大平1丁目24-5

同社は現存しません。

カッティングルーム:エッチケーヒダカ

出典 松下良一編『'74縫製機器総合カタログ』松下工業、1974年

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