子供にミシンが必要な理由

祖母の嫁入り道具ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザーミシンの思い出
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祖母の嫁入り道具ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

このページでは「祖母の嫁入り道具ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701」と題した、ブラザー社の「ペースセッター701 ZZ2-B701」の思い出を学生アンケートから紹介しています。

アンケートの紹介にあたり、学生レポートの日本語や文脈などの修正を私が行なっています。また、紹介に際して学生の許可を事前にいただいています。

ミシン所有者とあなたの関係

そのミシンを所有している方はあなたから見てどなたに当たりますか?

母方の祖母です。

その方の生年やミシン利用期間の西暦や居住地

祖母は1947年3月22日生まれの、満72歳(73の代)です。このミシンが使われた期間は1970年3月~。このミシンが使われていた住所は徳島県徳島市城東町です。

ミシン本体について

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

  • ミシンのメーカー:BROTHER
  • ミシンの機種:Pacesetter 701、ZZ2-B701
  • ミシンの購入年:1970年3月

ミシンの性能

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701は、足踏式ミシンとしても、電動ミシンとしても使用できます。祖母曰くミシンとして使用しないときは台替わりになるのが便利だよね、とだけ答えていましたが、付属の取り扱い説明書を見たり、ネットで調べてみるとそれ以外の利点もかなりあるようでしたので紹介させていただきます。

まず説明書には、ブラザー独自の模様カム構造による「自動ジグザグ模様縫」、自動ボタン穴かがり、刺繍、アップリケボタン付けまつり縫いなど数多くの縫い方が簡単にできる家庭用万能ミシンと書かれていました。

また、このミシンが発売された当時(1970年)の販売価格は55,700円です。当時の大学初任給が訳40,000程度だった当時の物価で考えると相当高級なミシンであったことがわかります。(最後の一文の参考文献:BROTHER(ブラザー)のPacesetter701(ペースセッター701)のご紹介https://p-flower.tokyo/purchase/1090/、2019年11月10日最終閲覧)

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ミシン技術の習得先

祖母の母

といっても、祖母の母は農家の人だったらしく、詳しく教えてもらった記憶はないそうです。軽く説明してもらう、又は自分で見様見真似でやってみるという形だったそうです。

中学校の授業

こちらは現在と同じような感じで、当時もミシンの基礎やある程度ミシンが使えるようになるまで教えてくれたそうです。

洋裁学校

通った期間としては1967年(祖母は当時20歳)からの2年間です。学校名は現在、徳島ドレスメーカー女学院(通称:ドレメ)と呼ばれる学校です。

裁縫学校は現在でいう専門学校のようなものだと祖母は教えてくれました。一学年3クラスほどの規模だったそうです。

学校は徳島県徳島市の西新町にあります。通学は自宅(祖母の実家は徳島県石井町)から石井駅まで自転車、石井駅から汽車に乗って徳島駅まで20分(石井駅→府中駅→鮎喰駅→蔵本駅→佐古駅→徳島駅)、トータルで40分ほどの通学時間だったそうです。

洋裁学校では、スカート・ブラウス・スーツ(上下)などの裁縫技術を学んだようです。

ミシンの使い道

ミシンの所有者はミシンをどのようなことに使いましたか?

作業着のズボンの裾上げです。祖父母は自営業をしており、そこで使用するつなぎ(作業着)が主なミシンの使用先だったそうです。

誰のために何を作ったか、作ったものを具体的に書いてください。また使った縫い方も。

祖父や、数名程いる従業員のためのズボンの裾上げのために「ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701」は使用されました。使った縫い方は直線縫いだそうです。

無償労働か有償労働かの区別も入れて下さい。

家族向けの無償労働です。

複数の事例にわたる場合は、それぞれ具体的に書いてください。

祖母に聞く限り専らこの作業(作業着のズボンの裾上げ)しかしていない、の一点張りでした。

ミシンの現在

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

ブラザー・ペースセッター701 ZZ2-B701

所有者の方がミシンを使わなくなった経緯を書いてください。

持ち運びが楽でコンパクトなミシンに買い替えたからというのが一番大きな理由でした。確かにこのミシンは大きく、近頃のミシンに比べて場所も手間もとります。いちいち蓋を開けてミシンを出し入れするのが大変になった、と祖母は言っていました。

逆に今でも使われている場合は、今の使い道や頻度を教えて下さい。

ミシンとしてはもう使われていません。しかし、便利なことに折りたためば台として使用することができるので、今は倉庫の流しの横に置かれて使用されています。

ミシンへの思い入れ

所有者の方がミシンに対して思い入れ(思い出)があると思います。どんな点ですか?

このミシンは祖母が嫁入りするときに、祖母の両親が持たせてくれたものです。なので、本来の役割を終えた現在でも、祖母は大切しているように見えました。

恥ずかしいのか何なのかよくわかりませんが、自分の事をあまり話したがらない祖母なので、本心はどう思っているか正直聞き出すことができませんでした。仕方がないので、当時を覚えている母から、祖母とミシンの関係を聞きました。

母曰く「引越しするときに、もう使われずにいた、この重くて大きなミシンは家族から(特に祖父から)厄介者扱いを受けていたけど、ばあちゃんは(祖母)は引越し先にまで大事に持って来てるから、なんも言わへんけど、ほんまはすごい大事にしてるものやと思うで。」と言っていたので、かなり愛着を持って大事にされているものだということがわかりました。

多機能なミシンであるにもかかわらず、かなり限定的な用途にしか使用されていなかったのは悲しいところですが、祖母にとって嫁入りという人生の大きな節目で両親からプレゼントされた大事なミシンですから、今後も立派な台として残りの余生を過ごしてもらいたいものです。

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