思い出が詰まった働き者ブラザーZZ3-B425のお話

ブラザーミシン
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この記事はいただいたエピソード「思い出が詰まった働き者ブラザーZZ3-B425のお話」を紹介しています。

インタビュー対象者は母です。ミシンのメーカーと機種はブラザーミシン「ZZ3-B425」です。

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思い出が詰まった働き者ブラザーZZ3-B425のお話

ミシンとの出会い

ミシンは長女が生まれて1歳になる頃に実家の母親から譲り受けました。

そのため、ミシンは1度も購入したことがありません。

ミシンをもらうきっかけとなったのは、保育園に入学する長女のトートバッグや巾着袋、お手拭きタオル、上履き入れといったものを作るためです。

バッグのような大きなものを作るときは、手縫いではものすごく時間がかかり、手間になると思っていました。

もし、ミシンがあれば簡単にかつすばやく物を作ることができるのではないかと思った私は購入を考えました。

そんな時に、実家にあまり使わなくなったミシンがあると、母に言われたので、ミシンを譲り受けることに決めました。

これがミシンと私の出会いです。

私と働き者の思い出いっぱい

ミシンを使い始めてから、今まで、多くの物を作ってきました。

大まかにいうと子供たちが必要とするもの(日常で使うもの)が何より1番多かったです。

また、日用品雑貨のほつれを修復する際にもミシンを使いましたが、やはり1番の思い出の品と言ったら、子どもたちのために作ったもので、今でも家のタンスに入っています。

だんだんと子どもたちが成長するにつれて使われる頻度が減っていき、今は社会人と大学生の娘たちなので使われることはありません。

ですが、思い出の詰まったものの1つなので、捨てるということはできず、大切に取っておいてあります。

私が思うに、人生で1番ミシンを使ったのは、子どもたちが保育園・小学校に通い始める時だったと思います。長女の保育園の入園を機に、いろんなものを用意しなければならないものがたくさんあったので、その分たくさんミシンにお世話になりました。

そう考えると、ミシンとの思い出はいっぱいで、何かを作るときは常に共同作業で思いを込めて娘たちのために作っていたなと思いました。

長女の思い出の品

長女は1番最初の子であったため、保育園に入園する際はすべて1から手作りでした。

ミシンを使うにあたって、この頃の私のミシン技術は、母親から教わったこともありますが、小学校の頃の授業で、ミシンの使い方を習ったことくらいで、とても上手というわけではありませんでした。

このことをなんとなくですが、覚えていたので、それを思い出しながら自己流で作ったというような感じです。

最初は慣れていないこともあり、試行錯誤しながら作っていたので大変でした。主に作ったものは手提げバックや巾着袋、上履き袋、お手拭きタオルといったものでした。とにかく保育園で必要になるものをいろいろ作りました。

また、保育園だけでなく、小学校でも体育着袋や手縫いの雑巾など作るものがあったため、幼少期は本当にミシンにお世話になりました。

生地となる布は、当時長女が気に入っていたキャラクターやかわいい絵が描かれた布を買って作っていました。

そのため、娘も喜んで保育園や小学校にいつもかかさず、持って通っていました。

その笑顔を見るといつも徹夜で苦戦しながら頑張ってよかったと思うと同時に、とても幸せな気分になりました。私にとって、長女の思い出の品と言ったら、シンプルですが、可愛いキャラクターを使って初めて作ったバックや巾着袋といった幼少期の必需品だと思います。

次女の思い出の品

次女のときは、長女の物を作った後だったのでそこまで苦戦することなくできました。

次女は何かと小さいころから活発でよく動き回る子だったので、どちらかというとズボンに穴が開くことが多く、いつも穴が開いた部分はかわいいアプリコットをつけて直していたように思います。

気づいたら、また穴が開いているみたいな感じで、次女のレギンスはいつのまにか真っ黒ではなく、かわいくなっていました。

次女もそれを気に入っていたようで、1枚、2枚と可愛いレギンスは増えていきました。

普通に考えたら、穴が空いたものは捨てますが、次女はアプリコットをつけたレギンスがお気に入りだったようで、よく履いて学校に行っていたので、捨てることはなかったです。

また、次女にもお下がりではなく、長女のように好みのキャラクターで新しいものを作ってあげたいと思っていたので、保育園・小学校に入るときは長女と同様のものを作ってあげました。

次女が使っていた物の中には、長女が使わなくなったお下がりの物もありましたが、基本は新品で、ミシンを使って手作りしていました。

次女も私が作ったものはどれも気に入ってくれて毎日使ってくれました。その姿を見るだけで元気がもらえたし、嬉しかったです。

次女の時も1番多く作ったものは、学校に持っていく用の物でしたが、私にとって次女の思い出の品と言ったら、やはり穴の開いたところにアプリコットをミシンで縫ってつけてあげたレギンスだと思います。

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久しぶりの出番

今年、新型コロナウイルスが流行したことにより、マスク不足が問題になりました。

そこで私は、手作りマスクを作ろうと思い、押入れにずっとしまってあったミシンを久しぶりに取り出しました。

そして、ミシンを数年ぶりに使って、再びミシンと私の共同作業が始まりました。これが、ミシンの久しぶりの出番です。

押入れで眠っていた働き者

次女が小学校高学年になる前くらいまでは頻繁に使っていたミシン。

そのミシンは子供の成長とともに使わなくなり、押し入れ行きになってしまいました。

それから数年間は、子供の物を作る以外の用途もなく、ミシンを使う機会がなかったため、とくに出番はありませんでした。

何年かぶりに再会した働き者の活躍

マスクを作るためにずっとしまってあったミシンを取り出し、久しぶりにミシンと再会しました。

時が経っていたこともあり、当時に比べて色が真っ白ではなくなっていて、外見だけでも古さを感じました。

私はミシンの古さを感じながらもマスクを作るために、布、ゴム、ガーゼ、糸を買ってきて材料を揃えました。

実際使い始めてみると、長年使っていなかったこともあり、内側の部品や針も古くなっていて、ミシンの針は使い始めてすぐに折れてしまいました。折れた針は新しいものに付け替えて、ミシンでの作業を再開しました。

作っていくうちにミシンでの作業は慣れていき、気づいたら10枚以上のマスクを作っていました。

マスクを作り始める前は、久しぶりのミシンだったので使い方を覚えていないかなと少し心配しましたが、昔使っていた時の感覚というものが不思議と残っているもので、なんとかミシンを使いこなすことができました。

出来上がったマスクは使い捨てマスクと違い、洗ってまた使える便利のものなので、母や父にもマスクをプレゼントしたいと思います。

こんな感じで、今年いきなり出番が来た我が家のミシンでしたが、子どもが小さいときにたくさん活躍したように、マスクづくりでも大活躍してくれました。

いつも何か作るときは働き者のミシンが私のサポートをしてくれるので、久しぶりにミシンを使ってよかったと思います。

今回使ってみて昔作っていた時の大変さというものはあまり感じず、むしろ夢中になるくらいの楽しさを感じました。

再びミシンが我が家で活躍するときが来るとは思っていなかったので、なんだかうれしく思います。

これからは、たまに押入れからミシンを出して使っていこうと思います。

そのときはまた、今までのように活躍してくれることを期待したいです。

最後に

今までの人生の中で、ミシンというものに授業以外で触れたことがなかったので、最初どんなことを書いたらいいのか、全然思いつきませんでした。

ちょうどその時に、私の母が久しぶりにミシンを出してマスクづくりを始めたので、ミシンについてたくさん聞き出すことができました。

今回のマスクづくりを機に、我が家のミシンに私自身も触れることができ、母と共にミシンの使い方や、作ったものの思い出など、昔を振り返ることができました。

私も母と同じように最後にミシンに触れたのはいつか振り返ってみましたが、おそらくちゃんとミシンに触れて何か作ったのは小学校か中学校の家庭科の授業だったような気がします。

今では、ミシンで手作りしなくても、お店や通販ですぐに手に入れることができてしまうので、ミシンを使う人は昔に比べて減ってしまったと思います。

私は、母がミシンで作ってくれたものは今でも覚えていて、大切なものです。

だからこそ、ぜひ1つでもいいから売り物に頼るのではなく、ミシンで何か思い出に残るものを作ってほしいと強く思います。

私が思うに、小さい頃の記憶は意外と大きくなっても覚えているもので、さらに形に残っているとより一層当時のことを思い出せるため、母の偉大さやミシンのすばらしさといった様々なことに気づけるのではないかと思います。

手作りは手間がかかり、圧倒的に買うほうが楽なのは確かです。

でも、私は買ったものより、母の手作りのほうが断然温かみがあり、記憶に残るものだということにエピソードを書き進めていくうちに気づくことができました。

時間と手間をかけてやっとの思いで作り上げたものには、気持ちが詰まっているからこそ感じられるものなのだと思います。

今回、母にインタビューして思ったことは、ミシンを使って何かを作るということは大変なことだけれども、ミシンで作ったものだからこそ生まれる大切な物、思い出があるということです。

将来、子どもができて何か作る時が来たら、買うのではなく、母がしてくれたようにミシンを使って同じように作ってあげたいと思います。

新型コロナウイルスでマスク不足が問題となった今、私の家のように家でマスクを作ったという人はたくさんいると思います。

このように、この自粛期間を使って、多くの人が久しぶりにミシンで何かを作ってミシンの良さに気づけたらいいと思います。

そして、この機会に、たまにはミシンを使って何か作ってみようと思う人が1人でも増え、ミシンが家庭で使い続けられるといいなと思いました。

思い出が詰まった働き者ブラザーZZ3-B425のお話

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