アックスヤマザキでハンドメイドの温もりを子どもたちに

アックスヤマザキミシン
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この記事では頂いたエピソード「アックスヤマザキでハンドメイドの温もりを子どもたちに」をご紹介しています。

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はじめに

インタビュー対象であるミシン所有者は私の母(1967年生まれ)になります。

生まれは神奈川県横浜市で、結婚後は大阪府富田林市で暮らしております。

これからお話ししていくのに出てくるミシンは、結婚後に買った物になります。

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ミシンの情報:アックスヤマザキAG-001

  • メーカー:アックスヤマザキ
  • 機種:AG-001
  • 購入年 :1998年
  • 値段:3万円弱(当時)、32,780円(現在)

電子ミシン

私が購入したアックスヤマザキは電子ミシンでした。

電子ミシンというのは、電子速度制御ミシンの機能を備え、一般的にはミシンを停止した時に針が上がった状態で止まる針上停止機構や、縫い始める時に2~3針まで縫い速度が、設定速度にかかわらずゆっくり動くスロースタート機構を備えたものです。

スロースタート機能が備わっているため、初心者でも慌てることなく縫い進めることができます。

これでミシンを縫うときに緊張せず、リラックスした状態で手作りの楽しさを実感することできます。

こだわったミシンの特長

縫い速度が無段階で調整可能

手元操作で簡単に調節できる無段階の調節機能で、初心者から中・上級者の方まで満足できる縫い心地です。

安定感のある広く低いテーブル設計

コンパクトサイズながら、レジュラーサイズに近いテーブル面積を実現しています。カーテンなどの大きい物も縫いやすい広さです。

9種類のステッチを装備

家庭で使うステッチを厳選し、9種類を装備しています。これだけで家庭での手作り作品をほとんどカバーすることができます。

難しいボタン操作不要

複雑なボタン操作をする必要がなく、糸掛けをしたらすぐに縫えるという「初心者にやさしい」仕様になっています。

母とミシン

ミシンで作った手作りの物は、人の温かさというものを身に染みて感じることができるので、素晴らしいと私に実感させてくれました。

母の子ども時代

私には姉が一人います。

歳は二つしか離れておらず、友達みたいな関係で仲の良いごく普通の姉妹です。母が、子どもの頃に姉とお揃いのワンピースをミシンで作ってくれました。

かなり昔の話しではありますが、その作ってくれたお揃いのワンピースが当時あまりにも嬉しかったので、柄や形など今でもよく覚えています。

他にも、学校生活で使うような物を作ってくれました。

祖母から母へとミシンの技術

私の母(1933年生まれ)は、佐賀県の寺元洋裁学校に通っていたこともあり、ミシンの扱いも上手でした。

母は、出身が佐賀県で、20歳頃だった当時の一年間は、ほとんど毎日佐賀市六田から学校まで、でこぼこな道を一時間かけて通学していたと言います。

そんな母から、私は幼いながらに、少しですがミシンの使い方を教えてもらったことがあります。母は、私たち娘の洋服を作ってくれた他に、手提げカバンや雑巾も作っていました。

雑巾は古くなったタオルで作っていて、たまにその光景を見ていたので私も雑巾の作り方を教えてもらいながら、雑巾作りを手伝ったことがあります。

このように、母から学んだ技術は少しですが、幼い頃にミシンを触らせてもらえたことは貴重な体験だったと思います。

我が家にもミシン

私が、ミシンを購入したのは1998年の春です。

この時期は、私の長女が幼稚園に入園する頃でした。長女が幼稚園生活の中で使うであろう、ちょっとした小物を入れる袋でも作れたらいいなと考えて、思い切ってミシン購入の決意をしました。

ミシン購入を考え始めた当初は、せっかくミシンを買ったのに、全く使用することがなく押し入れの奥にずっと放置するなんていう状況に終わってしまったらどうしようかと思うこともありました。

私は自分自身で買った服でさえも、物によっては一度も着ないで捨ててしまうことがあり、それと同じようなことにミシンがなるのではないかと不安に思ってしまい、最初はミシンの購入を悩んでいました。

しかし、どうしても母が作ってくれたワンピースのあの温かさを忘れることができず、私も娘に手作りのものを持たせたいという思いがあって、思い切って購入をすることにしました。

ジャノメの刺繍などができるミシンもありましたが、簡単な物しか作る予定がなかったので、そのような機能はなく初心者でも扱いやすいアックスヤマザキを買いました。

値段は三万円弱とお手頃だったため、現金一括で買いました。お手頃価格とはいえ、思い切った買い物だったので、我が家にミシンがやってきたときの嬉しさはかなり大きかったです。

ミシンの活躍

ミシンを購入したばかりの頃は、ワクワクしていて最初に何から作り始めようなんて考えることから楽しかったです。

娘のことを考えながら作る工程には何か感動しました。

ミシンで作る物のほとんどが子どもが使用する物でした。

母にしてもらったことを我が子にも

私には三人の子どもがいます。

長女に引き続き、次女と長男も生まれました。

子どもたちが幼稚園に入園する頃には、それぞれにコップ袋やお弁当のナプキンなどを作成しました。

三人目の子ども、長男には小学校入学時に、給食袋や体操服入れも作りました。

IKEA(雑貨屋)に行き、息子と一緒に布を選んで、それらの布で体操服入れなどを作ったので、息子も出来上がるのを楽しみに待っていてくれて、嬉しかったのを覚えています。

余った布では、棚にかけたりする目隠し用のカーテンを作成したりもしました。

私は、母のように子どもたちに洋服を作るまでの技術はなっかたので、洋服を作ることはありませんでしたが、今となっては洋服の作り方も学んでおきたかったなとも思います。

ミシンの現在

現在、ミシンは押し入れの中にある状態になっています。もう十年近くずっと押し入れにあります。

一番ミシンをよく動かしていたなと思う時期は、三人目の子どもが小学校に入学してからの頃だと思います。

三人目の子どもが私にとって最後の子どもだったので、少し時間に余裕ができ、そのような形になりました。

静まり返ったミシンを再び

今回の、娘の課題で久しぶりに押し入れから、ミシンを出してきました。ずっと押し入れにあったため、結構汚れていたのできれいに拭きました。

ミシンのことを振り返りながら拭いていると、かなり懐かしい気持ちになりました。そして、久しぶりにミシンで何か作りたいという思いがでてきたので、なかなかマスクを入手できない

ご時世なので、マスクを手作りで作ってみようかと思っています。ミシンも十年近く眠っていたことなので、喜んでくれることでしょう。

アックスヤマザキでハンドメイドの温もりを子どもたちに

私は、今回の課題で母にインタビューをして、祖母が洋裁学校に通っていたことを初めて知ったり、母の幼少期の話しも聞けて、新鮮で楽しかったです。

そして、ミシンというのは、家族を繋ぐ、また人と人とを繋ぐ道具だと思いました。ミシンを用いた手作りの物から得た母親の温もりというのは、他の何かでは代用ができません。

なぜなら、それは母が私のために作ってくれた唯一無二の物だからです。しかし、その母の温もりに気付くのは手作りの物をもらったすぐそのときではなく、何年かの時を経てその物を見たときの方が多いと思います。

何年か経ってから気付くことによって他にも多くの発見ができます。例えば、母のすごさやありがたさ、偉大さというものです。

それらに一気に気付きます。

そんな役割をミシンが担っているということに私は気づき、ミシンって素晴らしいと思いました。

私が、将来母親になることがあれば、その時は祖母が母にしたように、そして母が私にしてくれたように、私も娘に何か簡単な物でも手作りできたらいいなと思いました。

それを作るのに用いるミシンは、母が購入して使っているミシンがその時も動くのであれば、私は母の思いが存分に詰まったそのミシンをもらって、子どもに何か作りたいです。

今回のこの課題レポートがあったからこそ、ミシンの素晴らしさ、そして母親の温かさに気付くことができ、こんな機会を与えてくだっさたことに感謝したいと思います。

アックスヤマザキAG-001

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