服ができるまで:繊維調達からミシン縫製までの道のり
小規模仕立業者の経営から読み解くファッションの社会経済史

出版社ページの「著者メッセージ」にて自著『近代日本の衣服産業-姫路市藤本仕立店にみる展開-』の面白みを紹介しています。

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昔の洋裁雑誌

伊東茂平「私のきもの」第55輯

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伊東茂平「私のきもの」第55輯は、1959年9月25日に「私のきもの社」から発行されました。表紙のデザインは伊東孝、カメラは稲村隆正、モデルは松本弘子です。

伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日

続いて収載された作品を見ていきます。

伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、3ページ。

この作品は伊東茂平がデザインした「小粋なパルトウ」です。生地提供はレナウン、カメラは稲村隆正、帽子は平田暁夫です。当該ページに付された解説を以下に記します。

ジャケット風の線を持ったパルトウです。ループ・ヤーンを巧みに使った新しい織物で、平凡なクラシックさの中に溶け込んだ、新しさを求めたデザインなのです。どこがどんな形でというよりも、全体の線の味なのです。

伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、3ページ。
伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、4ページ。

この作品は伊東達也がデザインした「ツイードのスーツ」です。生地提供はレナウン、カメラは不詳、帽子は平田暁夫です。当該ページに付された解説を以下に記します。

とても面白い配色のツイードです。白と黒とワインレッドの典型的なドニゴールツイードです。丈を長めにした新しさがこのスーツの特徴で、わざと襟とポケットを小さくして、小柄な人のプロポーションに合わせたものです。

伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、4ページ。
伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、5ページ。

この作品は伊東孝がデザインした「冬のスーツ」です。生地提供はレナウン。カメラと帽子は不詳。

若い人のために、新しい線をもったスーツを作ってみました。このきれ地の色は、ご覧のように、とてもドレッシーなショッキングピンクです。そのドレッシーなものを、ジャンパー風の線に仕立てたところが狙いなのです。ブラウスと帽子にはタフタを使いました。アフタヌーン代わりに使っていただきたいのです。

伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、5ページ。
伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、6ページ。

この作品は伊東欣也がデザインした「ジャンパーとスラックス」です。生地提供は日紡KK、カメラと帽子は不詳です。

ブルーとイエローのカラーハーモニーです。明るい冬の空気の中に、この色は美しいと思います。細いスラックスにルーズな線のジャンパー。これは若い人のカジュアルウェアです。

 

伊東茂平「私のきもの」第55輯、私のきもの社、1959年9月25日、6ページ。

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