ポータブル型に作りかえたジャノメ「ダイヤルスーパー70」

ジャノメミシン
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ポータブル型に作りかえたジャノメ「ダイヤルスーパー70」

この記事では「ポータブル型に作りかえたジャノメ「ダイヤルスーパー70」」と題した、ジャノメ社の「New Special ダイヤルスーパー70 680型」の思い出を紹介しています。

このミシンのメーカーはジャノメで、機種は「ダイヤルスーパー’70」です。モデル番号は680型です。シリアル番号は710408040。

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ミシン所有者とあなたの関係

写真のミシンを所有しているのは私の祖母です。祖母は1949年生まれの大阪府枚方市在住で、ミシンは1972年頃から現在まで使用されています。

ミシン本体について

以下がミシンの情報です。

  • ミシンのメーカー:蛇の目ミシン工業株式会社 (ジャノメミシン)
  • ミシンの機種:New Special ダイヤルスーパー’70 680型
  • シリアルNo.710408040
  • ミシンの購入年:1972年
  • ミシンの性能:直線縫いやジグザク縫い、またカムの交換によってししゅう縫いができます。

ミシン技術の習得先

祖母は中学校の家庭の時間や自宅でミシンの扱いを習得したそうです。

またこのミシンはもともとポータブル型、デスク型、キャビネット型の3種類販売されていたようです。ミシンの性能についてですが、当時のミシンとしては高い部類のものだと思われます。

祖母の自宅にあったミシンは元々、キャビネット型だったそうですが、キャビネット型では場所をとるためポータブル型のような形(実際にはキャビネットからミシン部分とペダル部分を切り取った)に作り替えたそうです。

ミシン本体の説明書が残っていたため見てみると、このダイヤルスーパー’70は、その名の通り1970年発売で、万国博覧会記念として発売された最新型の高級ジグザグミシンだったそうです。このミシンは48000円で発売されたようで当時としては高級なものだったようです。

ミシン本体以外にも直営店550店で「ジグザグ教室」が無償で受講できる(直営店にはダイヤルスーパー専属講師もいたようです)ことや、10年保証がついていたことなど、当時の高級ミシンらしく特典も充実していたようです。

実際に祖母がジャノメに修理を頼むと無償で自宅まで駆けつけてくれたそうです。

また実際には全く使ったことのないという別売りのアルファベットステッチも祖母が所有していたことから、購入当時の記憶は曖昧だがセット販売などもされていたかもしれないとのことでした。

ミシンの使い道

ポータブル型に作りかえたジャノメ「ダイヤルスーパー70」

祖母は私たち孫のために布製の小物入れ、私の母や叔母のために、スカートやワンピース、幼稚園用のカバンなどをジャノメ「ダイヤルスーパー70」で作成していたようです。

有償労働として、衣類にアップリケなどを付ける内職を行っていたそうです。期間は1989年から1990年頃に短期間行っていたそうです。

祖母がこれらで当時使用していたミシンの縫い方は、主に直線縫だったそうです。

ミシンの現在

今現在、ミシンは1年に1回ほどのペースで使用されています。

現在の使用用途は主に飼い犬の服を作成することだそうです。

またそれ以外にも、母が自分の小物(小さいカバンやほこり除けカバーなど)を作成する際に使用することがあります。

ミシンへの思い入れ

元々このミシンは、祖母が嫁入りの際、祖母の両親に購入してもらったものだそうです。

そのため、ミシンを使っていると、購入当時のことや、両親のことを思い出すそうです。またミシンの機能の面について、当時ミシンについていた機能を知ってはいたそうですが、なかなか使いこなせなかったそうです。

また、母や叔母たちが使うものをミシンで作成していた時のことも良い思い出だそうで、たまにミシンを取り出して使うときにはそのことを必ず思い出すそうです。

少し質問の内容とはずれてしまいますが、私の母は、祖母がクリスマスにミシンで作ったトートバック(女の子のアップリケが入ったものだったそうです)をプレゼントされ、すごくうれしかったことが良い思い出だそうです。

そのことについて祖母に聞いてみると、当時あまりお金が無かったため、手作りのプレゼントをミシンで作ったそうですが、母たちに内緒で見つからないようこっそり作っていたことをよく覚えているそうです。

祖母は上にも書いたように、それまでの思い出がミシンにはあったため、元の形のミシンを現在のようなコンパクトな形に作り替えるのは少なからず抵抗があったそうです。

祖母によると、ジャノメ「ダイヤルスーパー70」は自分が今現在所有しているミシンの中で一番古く、長く所有しているものだそうです。

今まで、何度かミシンをもっと新しく、コンパクトなものにしようという話もあったそうですが、やはりこのミシンでなければ、ということで10数年前にキャビネット型から持ち運びができる形に作り替えて、現在まで現役で使われているそうです。

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