子供への愛をミシンに込めて:ジャノメ社「751型3555」

ジャノメミシン
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この記事では「子供への愛をミシンに込めて」と題した、ジャノメ社の「751型3555」の思い出を紹介しています。

この題名はダブルネーミングにしています(後述)。

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ミシン所有者と私の関係

そのミシンを所有している方はあなたから見てどなたに当たりますか?

この写真のミシンは私の母が所有しているものです。

その方の生年やミシン利用期間の西暦や居住地

母は1973年生まれで、このミシンは京都府相楽郡で現在でも使用しています。

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ミシン本体について

ミシンのメーカー

蛇の目ミシン工業株式会社

ミシンの機種

751型モデル 3555型

ミシンの購入年

1997年12月

ミシンの性能

  • 定格電圧:100Ⅴ
  • 定格消費電力:60Ⅴ
  • 定格周波数:50/60Hz
  • ランプ:12W
  • made by janome in Taiwan
  • model:751型
  • サイズ:幅417mm×奥行172mm×高さ300mm
  • 重量:8kg
  • 縫速度:毎分700回転
  • 使用針:家庭用 HA×1
  • シリアルナンバー:No.751742026

このミシンの優れた機能面

ジャノメミシン「751型3555」の良さは豊富なステッチと優しく響く小さな音だと教えてくれました。

豊富なステッチ

私はあまりミシンについて詳しくなかったので「ステッチ」という言葉は聞きなれないものでした。ステッチとは縫い方や縫い目の事を言います。

直線縫やジグザグ縫など基本的なステッチから6種類から選べるスーパー模様縫いやアップリケなど、用途や気分に合わせて飽きることのない程の豊富さがありました。

優しく小さな音

音がなり小さく、持ち運びもしやすいサイズ・重量なのでふとした時に手軽に使用することが出来る点が素晴らしいです。

また子供が小さいときは少し大きな音を立てるだけで起きてしまうので、大きな音を立てず静かにチクチクと響く優しい音はかなり嬉しいものだったと当時を振り返ってくれました。

ミシン技術の習得先

母は、和歌山の実家で祖母と姉からミシンの技術を学んだそうです。

1944年生まれの祖母と5歳離れた姉から学んだ期間は1982年、つまり母が9歳の頃から5年ほどでした。祖母は独学ながら子供たちに時折簡易的な洋服を作っており、楽しそうに洋服を作っている姿を見て母は自分からミシンを教えてほしいと願ったそうです。

このミシンを使うようになってからは様々なステッチの使用方法を取扱説明書などから更に学んだと言っていました。

子供への愛をミシンに込めて:ジャノメ社「751型3555」

子供への愛をミシンに込めて:ジャノメ社「751型3555」

母はジャノメ3555を私たち2人の子供(私と弟)のためだけに使っていたそうです。

そのため全て家事の一環として行われた無償労働です。

沢山のものを作ってくれていたのでその中でも母や私にとってとくに思い入れの深いものをピックアップして詳細を説明していきたいと思います。

幼稚園バッグ

私と弟に幼稚園で使用するお道具入れを入れる鞄を製作してくれました。

その際は直線縫を主に使用したそうです。

給食袋

小学生の頃は私達に色違いの給食袋を製作してくれました。

これも幼稚園バッグと同様、直線縫を多用して作ってくれました。

子供のエプロン

母の手伝いがしたいと言い出した私にアップリケを付けたエプロンを製作してくれました。

エプロン自体はジグザグ縫直線縫を使用し、アップリケは普通のジグザグ縫いよりも強度がある専用の縫い方を使用したそうです。

おくるみ

このミシンで初めて製作したものが私達のおくるみだったそうです。

まだ産まれてくる前なので男の子でも女の子でも使えるように淡い緑色のダブルガーゼを使用し、直線縫で1番細かい縫い目で丈夫に作ったと嬉しそうに語ってくれました。

ブックカバー

ブックカバーは母にミシンの使い方を教わりながら私が製作しました。

当時小学4年生だった私はまだ学校でもミシンを習っていませんでした。

その為直線縫いの仕方や糸の取り付け方、切り方など基本的なことを教わりながら製作しました。ブックカバーは直線縫の他にかがり縫も使用しました。

人形のワンピース

幼稚園の頃に遊んでいた人形のワンピースが一度半分に千切れてしまったことがありました。

その時に、直線縫いで人形丁寧に直してくれました。

ミシンの現在

ミシンを使う頻度は昔ほど多くないですが、今でも使っています。

母は主に、息子の野球着の破れたところを縫うために使っています。

昔より使う頻度が減ってしまった一番の原因はやはり私たち子供の成長です。【ミシンの使い道】でお話して来た通り、幼稚園や小学低学年の頃に必要だった手提げ袋や体操服入れをミシンで作ってもらってから中学生の頃まで一度も破けず使えました。

そのため今は2か月に一度程度、野球の練習着で破けた膝の部分などにパットを縫い付けるために使用されています。

ミシンへの思い入れ

今回のアンケートで母が一番幸せそうに話してくれたのが思い入れのところでした。

このジャノメのミシンは嫁入り道具として祖母が持たせてくれたものだそうです。ミシンをもらった時から「このミシンで子供に沢山のものを作ってあげよう」と思いをはせていたと嬉しそうに話してくれました。

また母は祖母からミシンのいろはを教わったので今のミシンの思い出だけでなく小さいころからの思い出がミシンに振れることで蘇ると温かい目で教えてくれました。

まとめ

タイトルの「子供への愛をミシンに込めて」はダブルミーニング(二世代ネーミング)になっています。一つに、祖母が子供である母への愛をミシンという形にして想いを込めました、二つに、母が私達子供にミシンを通じて愛を形にしてくれたことを示しました。

今回のアンケートをつうじて、自分もミシンという愛が詰まった伝統を絶やさず、繋げていかなければいけないと強く感じました。

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