コンパクトなミシンの昔話をご紹介しています。
ミシンの歴史でもっともイノベーションだったのは足踏式ミシンでした。
両手で布送りができる点が足踏式ミシンの大きなメリットでしたが、とにかくテーブルに車輪にと大型なのがデメリットでした。
電動式ミシンは足踏式と原理は同じですがコンパクトになった分、20世紀後半の家で重宝されました。今でも電動式ミシンは小型ゆえにアパレル工場に密集しています。
訪問者や元履修生の方からいただいたミシンのエピソードや思い出を読みますと、結婚や引越しをきっかけに足踏式ミシンを処分して電動式ミシンを買ったことがよく書かれています。
エピソードや思い出には、電動式に代えた理由に足の疲れよりもコンパクトを挙げたものがよくみられます。
そのぶん、押入れに仕舞いやすくなってしまったともいえますが、コンパクトなミシンの昔話を紐解いていきましょう。