コート

ミシンで服づくり

工業用ミシンの裁縫用語

この記事では、1972年のJIS(日本工業規格)から、工業用ミシンの裁縫用語について、縫方式、用途、ベッド形状(縫床形状)の3点から説明しています。家庭用ミシンの裁縫用語にも規定されている用語については、それを明記しています。
ミシンの縫い方の説明と縫い見本

パイピング:解れ止めや装飾のための縁取りの一種

装飾を目的に布地の縁に別布をパイプ状に縫いつけること。縫い目を表のみか表裏ともに出さないことを目的とした2枚の布地に対するパイピングや1枚の布地に対するパイピングなど、主に4つの方法があります。
シンガー社

シンガー 17W2:1本針刺繍ミシン

これは、シンガー社の1本針刺繍用ミシンです。型番は「17W2」。オーバー縫い(オーバーシーム縫い)やジグザグ縫い(千鳥縫い)用ミシンです。各種の布地に簡単な刺繍をします。107W3の旧式。針の振りは7/16”までで、膝押えで針振の調節が可能です。
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ミシンの不思議

映画「恋する惑星」にみるミシンの意外な使い方

このページでは、1994年に公開されたウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」という映画から、ミシンの意外な使い方を紹介しています。「シンガー 29K54:靴修理用八方送りミシン」も参考になります。
ミシンの縫い方の説明と縫い見本

コーディング(こーでぃんぐ/コード刺繍)

ひもつけ押えを用いて、布地の上に刺繍糸、毛糸、紐などをジグサザグ縫いなどで縫い付けること。コード刺繍とも。
パフ社

パフ 115-49-62:2本針ジグザグミシン

パフ社の第115シリーズは2本針本縫ジグザク縫、回転式フック、2本針または1本針のジグザグ縫いもできます。速力は2400です。パフ社の第116シリーズは1本針ジグザグ縫い。転換式送りをもちます。速力は2400です。
パフ社

パフ 114:1本針本縫ジグザグミシン

これは、パフ社の1本針本縫ジグザグミシンです。型番は「114」。全回転カマをもつ小型ミシン。針の振り巾によって速力が変わります。パフ社114シリーズの特徴と縫見本も併載。
シンガー社

シンガー 12W213:仮縫ミシン(躾縫ミシン)

シンガー社の仮縫ミシン(躾縫ミシン)です。型番は「12W213」。1本針本縫ミシン。12W210の新式です。コートの肩芯の刺縫、コート綿芯の括り縫いなどをします。狭いベッドが鉄の台の上に乗り、テーブルを横切り向こう側に付いています。
シンガー社

シンガー 12W205:1本針極厚物用本縫ミシン

これは、シンガー社の1本針極厚物用本縫ミシンです。型番は「12W205」。厚い織地用。とくに毛布、馬の背嚢、バフホイール縫いに適しています。強い送りを必要とするものに使います。高く上がる交互押えを備えています。
マルコ社

マルコ:ジャガード操作多頭式刺繍ミシン

マルコ社のジャガード操作多頭式刺繍ミシンです。ジャガード、カードの操作によって、同時に6頭~13頭のミシンが自動的に稼働して、同一の刺繍をします。縫型と縫見本(刺繍見本)も載せました。さりげなくアーノルドパーマー。
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