纏縫:まつりぬい
生地端を折り曲げてくれること。これによって布の表面から縫目が見えないように縫うこと。
絎縫(くけぬい)とも。ジグザグ縫い、点線ジグザグ縫い、ブラインドステッチなどの縫目を使います。英語で「blind stitching」。
手縫いの場合、布の折山の角に針を出して、下布をやや斜めにすくって、これを三角形の頂点とします。ついで斜め下に折山の角を内側からすくいます。
これを繰り返し運針によって縫う方法を纏縫(まつりぬい)といいます。
奥本まつり、千鳥まつりなどがあります。縫い手袋には1本まつり、2本まつりなどをおこないます。
纏縫をするミシンもあります。
出典 松下良一編『'74縫製機器総合カタログ』松下工業、1974年
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