ミシンと母の思い出:ジャノメ プレール18 643型
この記事では「ミシンと母の思い出」と題した、ジャノメ社の「プレール18 643型」の思い出を紹介しています。
ミシン所有者とあなたの関係
写真のミシンは母が所有しているものです。
母は1967年生まれで、ミシンの使利用期間は1992年11月から現在までの27年間です。
大阪府吹田市で購入し、現在も使用しています。
ミシン本体について
- ミシンのメーカー:蛇の目ミシン工業株式会社
- ミシンの機種:ジャノメ プレール18 643型
- ミシンの購入年:1992年11月
ミシンの性能
「ジャノメ プレール18 643型」ミシンを買った理由は電動だったからです。
実家にあるミシンは足踏式ミシンだったので電動ミシンが是非ともほしいと思ってたそうです。
他のメーカーにも電動のミシンは売っていましたが、店員に話を聞いて、自分が使いそうな機能が付いているこのミシンを選びました。
縫い模様の種類が19種類あり、家で使うには十分な種類だったことも気に入っています。
また、糸通しが簡単にできる仕組みがあるので、糸を通す細かい作業も簡単にできミシンを始めるまでの小さな手間を省くことができます。
使い始めてから一番便利だと思った機能はボタンホールが作れるということです。
ただ、ボタンホールが作れるということだけではなく、そのボタンの大きさによってボタンホールの大きさを自動的に変えてくれるという機能があり、服をつくるときにはとても役に立ったそうです。
悪い点としては、27年前と機種が古いためとても重く、押し入れから出し入れするのが大変です。
ミシン技術の習得先
母は1977年から1978年の2年間当時通っていた郡山小学校の家庭科の授業で習ったそうです。
またその頃、母は大阪府茨木市に住んでおり、実家にミシンがあったため、学校で学んだことを復習したりミシンの使い方を祖母から教わっていました。
それでも分からないことがあれば、説明書を読んだり本を借りて自分の分かる範囲で勉強しながらミシンを使うこともあったそうです。
ミシンの使い道
私の母は主に私と私の兄が幼稚園から高校までの間で使用する手提げ鞄や巾着を作るために、ジャノメ プレール18 643型を購入しました。
実際にほとんどその目的でミシンを使いました。他にも、座布団カバー、カーテン、パソコンカバー、母自身が使うエプロンなど、家で使うものも多く作りました。
私の兄が2歳の時に母は帽子を作りました。そのときに主に直線縫を使いました。
私が3歳の時にはワンピースを作ってくれました。そのときに主に直線縫とジグザグ縫を使いました。
また頭を通すところにボタンをつけるため、ボタンホールを作る機能も使って作りました。
私と私の兄が幼稚園、小学校、高校で使う手提げ鞄や巾着や雑巾を作ってくれました。主に直線縫を使いました。
鞄はただ縫うだけでなくアップリケや名前などもミシンを使ってつけてくれました。
母自身が家で家事をするときに使うエプロンを5着ほど作りました。そのときには主に直線縫とジグザグ縫を使いました。
エプロンにはポケットをつけるなどして自分が使いやすいように少し工夫をして作ったそうです。
母が習い事に行くときには、筆やペン、絵の具や材料を入れて持って行くのに少し大きめで重さにも耐えられるように丈夫で大きめの鞄を作りました。そのときにも直線縫いを使いました。
家の大きな窓から小さい窓のカーテンを作っていたこともありました。カーテンレールにかけるところもしっかり作ったそうです。そのときにも直線縫いを使ったそうです。
他にもいろいろあります。ペットホルダーやティッシュケース、鍋敷き、パソコンカバーなど家にあるものの多くは母が作りました。
私が小さいころに作ってくれたもので一番覚えているものは幼稚園の頃に使用していたスモックです。自分の好きなキャラクターや柄などで作ってくれたのでとても気に入って使っていたことを覚えています。
私の母は、私や兄が幼稚園から高校の間で使う道具や家で使うものをミシンで作っていたため、無償労働です。
ミシンの現在
私の母はこれまで主に私と私の兄が幼稚園や小学校、中学校、高校で使う手提げ鞄や巾着、服などをたくさん作ってくれました。
私や私の兄が大学生や社会人になると手提げ鞄や巾着を作ることはなくなり自然とミシンを使うことが減り、ここ1~2年間はミシンを使っていないそうです。
末っ子が大学生になったので今ではミシンで作ったものではなく、市販で売っている鞄やポーチなどを使うことが多くなりました。
カーテンやエプロン、座布団カバーやパソコンカバーを作ることもたまにありますが、一度作れば4~5年間を使い続けるのでミシンを使って作る頻度はとても減りました。
一番最近作ったものは1~2年前に作った座布団カバーです。
リビングで使うのに4人家族なので4つ作ったのがミシンを使って作ったものだそうです。
今では市販で売っているものが家にあるもののサイズに合わなかった場合の時だけミシンを引っ張り出してきてそのサイズに合ったぴったりのものを作っています。
ミシンへの思い入れ
母は子供の時に祖母から自分の服や手提げかばん、巾着さらにはぬいぐるみや人形の服も作ってもらったそうです。
それを自分の子供が生まれ、ミシンを買ったら同じことを自分の子供にもしたいと思っていたそうです。
結婚して子供が生まれるまでミシンで作るものは少なかったのですが、子供が生まれると作るものの幅が増えました。
また、子供の成長に合わせて作るものも変わっていき、子供が成長していくことを改めて実感できたそうです。
子供の手提げ鞄や巾着、家で使うエプロンや座布団カバーは母自身が作りたいものであり、自分なりに思い描いた通りに作ってきました。
ですが、高校の体育祭で使用する衣装はとても凝っていたものが多く、完成させるのに夜中遅くまで作っていたのはとても大変だったという記憶が残っているそうです。
今では使うことが少なくなり押し入れに眠っていますが、27年間も壊れずに動いてくれるこのミシンは家族の成長や思い出がたくさん詰まっている一台だそうです。
コメント 感想や質問をお寄せください♪