この記事ではミシンのエピソード「子供の成長とともに思い出すミシン」をご紹介しています。
メーカーと機種はスイス・ジュネーヴのタファロ社(TAVARO S.A.)の「ELNA TYPE57」です。
ミシンの所有者は母です。
母は1962年生まれ。ミシン利用期間は、1987年から現在にいたります(奈良県磯城郡)。
TAVARO S.A. ELNA TYPE57
ミシンのメーカー
タファロ社/TAVARO S.A. (GENEVA SWITZERLAND)
ミシンの機種
elna TYPE57(シリアルナンバー:1424001-F05)
ミシンの規格
- 定格電圧:100V
- 定格消費電力:75W
- 定格周波数:50Hz
ミシンの購入年
1987年
ミシンの性能
このミシンは裾かがりができます。
ミシン技術の習得先
母の母、つまり私の祖母です。それと本。
子供の成長とともに思い出すミシン:TAVARO S.A. ELNA TYPE57
ミシンの所有者はミシンをどのようなことに使いましたか
子供である私が幼稚園のころに使っていた上履き入れなどのバックを作ってくれました。
これは、私が好きだったウサハナというサンリオのキャラクターの柄のモコモコした生地を使いました。
その時、母は初心者だったので本を見ながら作りました。子供である私の靴のサイズに合わせて作ってくれたり、鞄の大きさも大きすぎず、使いやすかった気がします。
その他に、小学生のころ私は新体操をしていたので、大会に着る衣装を買ったら高いので母がデザインを考え、生地も買いに行ってくれて作ってくれました。
年々、クオリティーが上がって個性的な衣装をよく作ってくれました。私は本番で着るときに嬉しかったです。大きさももちろん自分に合わせて作ってくれているのでピッタリで着心地もよかったです。
また、新体操はやめましたが、私の通っていた大阪教育大学附属天王寺中・高は行事が盛んでその時に必要な衣装も、私が自分で作るよりも綺麗なので任せていました。
現在では、買った服のウエストが大きいときも母に頼んで小さくしてもらっています。このように多くの用途で母はミシンを使っています。
誰のために何を作ったか
子どもである私の為に、上に記したように上履き入れ、鞄、新体操や学校の行事の衣装、既製品の服の大きさの調整などに使っていました。
よく使った縫い方は直線縫で、次に使ったのは端ミシンです。
無償労働か有償労働かの区別
多くが私のために使ってくれたので、無職労働です。
新体操の衣装を私が着て、体が大きくなって着られなくなったものを何着か人にあげていたんですが、お金は貰っていなかったとおもいます。
ミシンの現在
所有者の方がミシンを使わなくなった経緯
私の年齢が上がるとともに使う頻度は少なくなっていったと思います。
というのは単純に作るものがなくなったからです。
新体操は小学生でやめていますし、中・高を卒業してからは行事などもなくなりましたので。
今でも使われている場合は今の使い道や頻度
現在では、たまに私の買った服を合うように調整するのに使うぐらいです。
私も服を買うとき試着してみて多少大きくても、母に縫ってもらえるのをあてにしています。
ミシンへの思い入れ
母にインタビューした結果を私が加筆して記します。
もともとミシンは自分の服を買うのがもったいなくて自分で服を作るために、母が25歳の時にお給料をためて買ったそうです。当日の価格で10万円ほどしたそうなんですが、会社の人にどれが良いか聞いて、買うことを決めたそうです。
しかし、今の母にとってのミシンの思い出となると、昔の自分のために買って使ったというよりも子供である私の成長とともにあった気がすると言っていました。
上にも記したように母は私のためにさまざまなものを作ってくれ、そのたびにミシンを使っていました。人にあげたものをのぞいてはどれも捨てずに家のどこかにあると思います。
なかでも最も印象深いのは新体操の衣装だそうです。やはり難しかったのと、舞台衣装なので気合が入ったそうです。
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