ボタン付:ぼたんつけ
ボタンの縫い付け穴の間隔にジグザグ幅を合わせ、ミシンのドロップフィード装置を操作して送り歯を針板面より下げ、ボタン付け押えを用いて、ジグザグ縫いで布地にボタンを縫い付けること。
- 糸足(根巻きとも)を必要としない場合は、布地に直接ボタンをのせて縫い付ける方法を用います。
- 2糸足を必要とする場合は、布地とボタンとの間にボール紙などをはさんで縫い付ける方法を用います。
英語で「button sewing」。
ボタン付け用ミシンには次のようなものがあります。
シンガー 68-1:ボタン縫付用ミシン
シンガー 117w:ボタンの紐付用ミシン
パフ3331:1本針筒型本縫ボタン付ミシン
シンガー 68-1:ボタン縫付用ミシン
シンガー 68-1:ボタン縫付用ミシン
これは、シンガー社のボタン縫付用ミシンです。型番は「68-1」。洋服裁縫やシャツなどのボタン付けに使います。2つか4つの平ボタンか閂止ボタン縫いをします。4つ穴のボタンに2つの並列する閂止を、21針で3つの留め縫いをやりながら作ります。
シンガー 117w:ボタンの紐付用ミシン
シンガー 117w:ボタンの紐付用ミシン
これは、シンガー社の「ボタンの紐付用ミシン」です。型番は「117w」。1本針本縫ミシン、縫目数18針。靴のボタンの紐付けをします。本機には作業をしやすい高い縫床があります。
パフ3331:1本針筒型本縫ボタン付ミシン
パフ3331:1本針筒型本縫ボタン付けミシン
これは、パフ社の「pfaff 3331:一本針筒型本縫ボタン付ミシン」です。型番は「3331」。中心式で、半回転ボビンシャトル、カム、ストップ装置、移動押え、自動糸切装置がついています。押えのアジャストによって根巻ボタン付けができます。
出典 松下良一編『'74縫製機器総合カタログ』松下工業、1974年
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