祖母のミシンについて:ジャノメ JE2300 600型
この記事では「祖母のミシンについて」と題した、ジャノメ社の「JE2300 600型」の思い出を紹介しています。
ミシン所有者とあなたの関係
写真のミシンは祖母が所有しているものです。
このミシンアンケートは祖母から話を聴きました。
祖母は1948年生まれです。
このミシンは京都府京都市で使用していました。
ミシンの購入年は2000年。
その前にもミシンは持っていましたが、祖母の退職金が入ったのと新しい一軒家に引っ越すのが重なったので、このタイミングで新しいミシンを購入しました。
ミシンの利用期間2000年から2016年です。
ミシン技術の習得先
祖母は京都の小学校、中学校時代に家庭科の授業で先生からミシンの技術を学びました。
その小学校、中学校で身につけた技術を使い、高校ではさらに応用のミシンの縫い方を習得しました。
また、祖母の親からも家で少しミシンの技術を学んでいました。
ジャノメ JE2300 600型について
ミシンのメーカー
蛇の目ミシン工業株式会社
ミシンの機種
ジャノメ JE2300 600型(蛇の目ミシン660型)
ミシンの性能
- 定格電圧:100V
- 定格消費電力:50W
- 定格周波数:50/60Hz
- シリアルナンバー:660131506
- ランプ:12W
- MADE IN TAIWAN
ジャノメ JE2300 600型の使い道
この祖母が使っているミシンはジャノメ「JE2300 600型」ミシンです。
自分の娘2人と息子1人の保育園・小学校・中学校・高校で使用する必要な物や、家で日常的に使う物を作成することが目的で購入しました。
また、祖母は細かい作業が得意で、暇があれば裁縫や編み物をしています。シンプルにミシンを使って物を作るのが楽しいといっています。
実際に祖母の家に行ったときにどのような物を作ったのか、聞いたところはっきりと覚えていました。さらに、作った作品も見せてもらいました。
祖母の家にはミシンで過去に作った物がたくさん置いてありました。部屋のあらゆるところに祖母が作った作品がありました。普段は何気なく使っていた物もミシンによって作られていました。
祖母がミシンで作った作品を以下にまとめました。
すべて無償労働です。
リュックサック
私の幼稚園の時の遊びに行くためにリュックサックを作ってくれました。リュックサックは物をたくさん入れるので、重くなり負担が大きくなります。
そのため、いつもより入念にミシンで縫い丈夫になるように工夫しました。ミシンの縫い方は直線縫とジグザグ縫を多用しました。
エプロン
娘に家で料理を手伝ってもらうときにエプロンが必要だったので作りました。エプロンには娘が好きなキャラクターも刺繍をしました。
ミシンの縫い方は直線縫と刺繍縫を多用しました。
ワンピース
赤ちゃんだった娘のためにワンピースを作りました。
枕カバー
家族全員の5人の枕カバーを作りました。
ミシンの縫い方は直線縫を主に使用しました。
体操服のズボン
息子の体育で破れたズボンをミシンで修復しました。
ミシンの縫い方は直線縫を主に使用しました。
座布団カバー
畳の部屋があるので、座布団カバーを家族みんなのために作りました。
ミシンの縫い方は直線縫を主に使用しました。
ミシンの現在
祖母はミシンを使わなくなりました。なぜなら、年齢を重ねるにつれて目が悪くなり、針に糸が通しにくくなったからです。
また、腰が悪くなってきたせいで重たい物を持つことができなくなりました。ミシンは重いので持ち運びが厳しく、ミシンを使う機会がなくなりました。
自分の子供が成長するにつれて、学校などで使う物が少なくなっていき、子供たちが成人になるとさらにミシンの使い道はなくなったそうです。
昔とは違い今は衣料品が大量生産されており、安く買うことができます。昔の服は高く、自分で作るほうが安く済ますことができました。
そして、自分で作ろうというより買った方が早いという風に考えるようになったからです。
例えば、昔ならエプロンを作ったら料理をする時に身につけていましたが、今はエプロンを作る人も使う人も少ないです。
つまり、ミシンで物を作ったとしても使ってくれる人がいないです。
時代の流れにより、ミシンでわざわざ作らなくても、十分物に恵まれています。
ミシンへの思い入れ
ミシンを買うまでの思い出もありました。現在のミシンを使う前にも違うミシンを使っていました。
祖母は結婚して仕事をして、子供が生まれたタイミングで仕事を辞め、その退職金でミシンを買いました。
現在のミシンを買って、今から成長する子供たちのために自分で作れる物は作ろうと考えていました。
だからこそ、現在所有しているミシンを見ると昔を思い出したり、子供たちにこんな物作っていたと懐かしい気持ちになります。
自分の子供三人や孫たち家族のためにミシンで作った物をあげて、それを身につけたりしているのを見るのがうれしい思いもあり喜びでもありました。そのうれしさ、喜びがミシンを使用する理由の一つでもあります。
また、昔は今みたいに雑巾などもミシンで縫って子供たちに持って行かせていました。日常生活で使う物で作れる物はミシンで作っていました。
その作った物が役に立っていることが嬉しく生き甲斐であったのでミシンには特別な気持ちがあり、毎日の楽しみでもありました。
小さいときから、祖母とミシンの関係は密接であり生活と一部になっていました。なので祖母はミシンを今でも大切にしており、できれば使いたいと思っています。
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