懐かしのミシン:ジャノメ セシオ(SECIO)8100型
この記事では懐かしのミシンと題した、ジャノメ社「セシオ(SECIO)8100型」の思い出を紹介しています。
ミシン所有者と私の関係
このミシンの所有者は、私から見て母と祖母に当たります。
母が買い、母と祖母が使用しています。
私の母は1962年生まれ、祖母は1936年生まれで、現在、滋賀県長浜市在住です。
使用期間は、約15年くらいです。
ミシン本体について
- ミシンのメーカー…ジャノメ(JANOME)
- ミシンの機種…セシオ(SECIO)8100型~1991年に販売開始。
- ミシンの購入年…1992年
ミシンの性能
このモデルは創業70周年モデルとして販売された機種です。
左右最大80ミリの本格的な刺繍が誰にでもできる「BIG刺繍」、従来のボタンやダイヤル操作に代わって、タッチパネルによる操作とした「お返しビジョン」などの機能が搭載されているそうです。
「布を使った生活演出のための道具」というミシンの新しい概念を確立したモデルだったそうです。
ミシン技術の取得先
母は中学校の家庭科の授業と祖母から教えてもらったそうです。
祖母は中学校の家庭科の授業で習ったそうです。
通学していた中学校は母と祖母ともに地元の中学校なので、徒歩で通学していて、在学期間は3年間です。
ミシンの使い道
このミシンの所有者である母と祖母は、小物を作るために使用していました。
また、ズボンの裾上げをする際にも使用していたそうです。
私や私の姉のためにミシンを利用していた。私が小学生の時に使っていた給食袋や体操服袋を作るために使用していて、さらに、雑巾を作るためにもミシンを利用していました。
使った縫い方は、給食袋や体操服袋、雑巾を作るときには、波縫いで縫っていて、ズボンの裾上げをするときには、まつり縫いで縫っていたそうです。
家事としてミシンを使用していたので、無償労働で作っていたそうです。
私の祖母は、よくミシンを利用していたそうで、上記のもの以外に、ポケットティッシュのケースを作ったり、鍋敷きを作ったりしていました。
なぜ、手縫いではなく、ミシンを使っていたのか質問してみると、三つの答えが返ってきました。
- ミシンは、手縫いではできないスピードで縫ってくれるので、早く作品を仕上げることができるということです。ミシンは電気の力を使って、モーターを動かして縫っているので、手縫いと比べると圧倒的に縫うスピードが違います。また、速度調節もできるので、細かい箇所は速度を落として縫うことが可能です。
- 機械だから均等感覚で糸を縫うことが可能で、仕上がりが綺麗になるそうです。手縫い縫うと途中でズレてしまったり、縫った糸の感覚がバラバラになったりすることがありますが、ミシンを使うと均等感覚で、尚且つ直線で縫うことができます。
- 糸通しや糸切なども簡単にできるそうです。手縫いで裁縫を行う場合、まずは、糸を針穴へ通す必要があります。祖母は、糸を小さな針穴に通すだけでも一苦労するそうです。しかし、ミシンには、自動糸通しや糸切などの機能が付いていて、手縫いでは面倒な作業もミシンを使えば簡単に行うことができると言っていました。
現在のミシン
現在、ミシンは使用されていません。
なぜ、ミシンを使わなくなったかを母と祖母に尋ねてみました。母は、私や私の姉が生地へのこだわりがなくなったからだと答えました。
小学生の頃、私はポケットモンスターというアニメが好きで、好きなポケモンが写っている市販の給食袋がなかったので、好きなポケモンの写っている生地を買ってもらい、ミシンを使って給食袋や体操服袋を作ってもらっていました。同様に、私の姉も当時好きなアニメの生地を買ってもらい、作ってもらっていました。
しかし、中学生にもなると、市販の給食袋や体操服袋でも満足して使っていたので、次第にミシンを使う機会が少なくなり、今では全く使っていない状況です。
祖母は、何かを作るのが面倒くさくなったからだと答えました。昔は、ミシンで何かを作るのが楽しくて趣味になっていたと言っていました。
しかし、数年前から、クロスワードをしたり散歩をしたりすることが趣味になっているので、ミシンを使うことがなくなったそうです。
今現在、ミシンは倉庫の中に眠っていました。
長い間使っていたこともあって、なかなか捨てることができず、置きっぱなしにしているそうです。
ミシンへの思い入れ
ミシンへの思い入れを母と祖母に尋ねてみると次のように答えました。
母は、私と私の姉が小学生の頃を思い出すと答えました。私たちがそれぞれ、お気に入りの生地で作ってもらった給食袋や体操服袋を大事そうに使っている姿、自分が作った給食袋や体操服袋を持って学校へ登校している姿を見てすごく嬉しかったと言っていました。母は、裁縫があまり得意ではなかったらしく、初めはミシンを使うことに苦手意識を持っていたそうですが、使っていくうちに慣れてきてミシンを使うことが楽しいと思う時期があったそうです。
祖母は、昔から裁縫が好きでミシンを使うことが楽しかったと答えました。初めてミシンを使ったときは、今までのミシンとは違いタッチパネルによる操作だったので、少し戸惑ったと言っていました。しかし、仕上がりが綺麗でとても感動したと話していました。久しぶりにミシンのことを考えると、懐かしい気持ちになり、またミシンを使ってみたい気持ちになったそうです。
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