ミシンと母:ジャノメ ダイヤルスーパー70(680型)
アンケートはCKさんから頂いたものです。
このミシンのメーカーはジャノメで、機種は「ダイヤルスーパー70」です。モデル番号は680型です。シリアル番号は710397162。
ミシン本体の機能や特徴
カムを交換するだけで、直線縫いをはじめ、絵模様縫い、2本針縫い、アルファベット・ステッチ縫いができます。
ポータブルタイプなので、どこにでも持ち運べます。しかし、重たいことが難点でした。
本機の電圧は100ボルト、周波数は50/60ヘルツ、電流は801型が65ワット、その他の型は80ワット。
購入について
1970~1971年頃に、祖母が購入しました。
ミシン所有者とあなたとの関係
購入した祖母から引き継がれ、ジャノメ ダイヤルスーパー70(680型)の現所有者は私の母です。
ミシン技術の習得先
母は祖母から教わったそうです。
ミシンの使い道
母が小・中・高校生の頃の学校の課題で使用したそうです。
私の兄と私の幼稚園の頃、幼稚園で使う道具も作ってくれました。以下がその作ったものです。
- 上履き入れ…兄と私の分の上履き入れを縫ってくれました。「直線縫」を使いました。
- 手提げ袋…兄と私の手提げ袋を縫ってくれました。「直線縫い」を使いました。とくに私は、布の柄やデザインにすごく我儘だったそうで、なんだか話を聞いていて恥ずかしかったです。
- 防災頭巾・カバー…兄と私の防災頭巾とそのカバーを縫ってくれました。「ボタンホックつけ」や「三ツ巻縫い」を使いました。
- 座布団…教室の席に使う座布団を縫ってくれました。「くけ縫い」、「ファスナーつけ」を使いました。
- 衣装…幼稚園のお遊戯会の度に衣装の帽子を作る事があり、当日に間に合うようにと必死に作っていたとのことでした。「三ツ巻縫い」を使いました。(少しうろ覚えでした。)
また、私が小学5年生の頃、数ある習い事の一つとしてダンスを習っていました。発表会では、決められた材料で世界に一つだけの衣装を母は作ってくれました。
紫のTシャツにネクタイやウサギのワッペンを、ズボンにはニコちゃんマークのワッペンやスパンコールの紐を縫い付けてくれました。もちろん、これらのワッペンも手づくりです。
当時のことはつい昨日のことのように覚えています。
母はお給料が貰えるわけでもないのに、夜な夜な私の我儘に付き合ってくれました。
ミシンの現在
今は、子どもの成長とともに手作りをする必要がなくなりました。
また、仕事と生活に追われ、時間の余裕もないので触る機会も減ったそうです。
今の使い道
- ズボンの裾上げ
- 座布団、枕カバーのほつれ直し
- カーテンの丈の直し
以上の3つがミシンの使用目的となっているそうです。
ミシンの思い出
母はミシンを初めて使った時、コントローラーの踏み加減がわからない分、ガ―ッと勢いができるので楽しかったと言います。
祖母が母のために購入してくれたミシンですが「活用しきれていない」と苦笑いでした。
あれから何年も過ぎたけど、まだまだ使えました。
最後に
私がまだ実家で暮らしていたころ、ミシンは棚の一番下でほこりをかぶっていました。
今回のアンケートをきっかけに久々に棚から出してみると、やっぱり重かったそうです(笑)。
このアンケートを機会にミシンに向き合う時間を増やしていきたい、と母は言っていました。
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