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子供にミシンが必要な理由

リメイクに使うシンガー「ルミナ エクセレント 3350」

シンガーミシンの思い出
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リメイクに使うシンガー「ルミナ エクセレント 3350」

このページでは リメイクに使うシンガー「ルミナ エクセレント 3350」と題した、シンガー社「ルミナ エクセレント 3350」の思い出を学生アンケートから紹介しています。

アンケートの紹介にあたり、学生レポートの日本語や文脈などの修正を私が行なっています。また、紹介に際して学生の許可を事前にいただいています。

ミシン所有者とあなたの関係

シンガーミシン「ルミナ エクセレント 3350」は母が所有しているものです。母は1973年生まれで、このミシンは京都府宇治市で使用し、約10年間所有しています。

ミシン本体について

シンガー「ルミナ エクセレント 3350」

シンガー「ルミナ エクセレント 3350」

  • ミシンのメーカー:シンガー
  • ミシンの機種:ルミナ エクセレント 3350(Rumina Excellent 3350)

ミシンの購入年

2009年の夏頃に購入しました。購入を決めた理由は、ミシンのモーターの馬力の強さと高速縫いができるところでした。価格は15万程で高かったですが、実際使い始めて家庭用にしてはもったいないぐらいの性能でした。また非常に使い勝手が良く、購入して良かったと思えるミシンでした。

ミシンの性能

  • 定格電力100V
  • 消費電力75W
  • 周波数50/60Hz
  • ランプ消費電力2.4W(8V)
  • MADE IN JAPAN

糸通し

それまでもミシンは所有していましたが、故障がひどく買い直すことになりました。前のミシンも自動糸通し機能はありましたが、生地によってムラがありました。この「Rumina Excellent 3350」は薄地でも厚地でも直線縫いの縫い目が綺麗に仕上げられます。

縫い目の種類が20種類

最新のミシンにとっては20種類は当たり前ですが、当時のミシンは文字入れ機能などが出始めたこともあり、それに対抗して刺繍機能で勝負するのではなく、ミシン本来の性能を生かす原点回帰を彷彿とさせるミシンです。

ミシン技術の習得先

母は京都市内の実家に住んでいた時、曾祖母と祖母からミシン技術を学びました。

曾祖母は1925年に生まれ、終戦後、烏丸丸太町東入ルの自宅にて、洋裁教室を開いておりました。曾祖母が教えていたのはお嫁入り前の娘さんの手習いから、本格的な洋裁まで様々なお弟子さんを抱えていました。曾祖母の洋裁技術は「藤川学園」(現・京都造形芸術大学)にて学んだと聞いています。

祖母は1949年に生まれ、高校卒業後、「中山富美子手芸研究所」(現・下京区四条堀川西入ル唐津屋町528-201号)にて学んでいました。

その後、「藤川学園」(現・京都造形芸術大学)に進んで結婚するまでの2年間洋裁を習っていました。中山富美子さんといえばモラの刺繍で有名ですが、祖母曰く、極めて難しかったそうです。

はその2人に高校生の時から習っていました。高校は制服が私服だったのでおしゃれを楽しみたかった母は洋裁に没頭して、2人から技術を盗んだそうです。母は、和裁は浴衣しか縫えないですが、洋裁は裏付のコートや襟、カウス付のカッターシャツなど様々な洋裁ができます。

ミシンの使い道

シンガー「ルミナ エクセレント 3350」

ミシンの所有者はミシンをどのようなことに使いましたか?

母のSINGER社「Rumina Excellent 3350」は、息子の私が小学校・中学校で使用する袋物や母自身の衣服類を作成するために購入しました。

誰のために何を作ったか、作ったものを具体的に書いてください。

息子(私自身)のために甚平やズボン、手提げ袋などを作りました。また家族のために、枕カバーやランチョンマットを作りました。縫い方は主に、直線縫や縁かがり縫、まつり縫、ボタンホール、飾り縫(スカラップ)などで縫うのが得意でした。

無償労働か有償労働かの区別も入れて下さい。

家族のために縫っていたので無償労働です。

ミシンの現在

物を買うことを少なくするためにリメイクのために使用することが多いです。例えば、猫を飼っているのでシーツが爪とぎで破れることがよくあります。その度に、鉤裂きに裏から布を当ててアップリケの様にして、

ジグザクに直線縫いをすると、ジーンズのクラッシュ加工の様な風合いになり再利用の余地ができます。また、今までの洋裁の布地はどんな小さいものでもストックしているので、それを材料にパッチワークをして布地をつなげて再利用しています。着なくなった衣服なども再利用して違う物にリメイクしたりもしています。

ミシンへの思い入れ

所有者の方がミシンに対して思い入れ(思い出)があると思います。どんな点ですか?

初めは仕上げのステッチミシンがうまくできなくて緊張しました。なんと言っても緊張の元は曾祖母と祖母の二人の指導のもとですることでした。

特に曾祖母には「ミシンは使う人によって舐められる」と言われて、意地になって上手になろうと思ったものです。

その甲斐あって、色々な物が作れる様になり、「作る喜び」は大きかったし、心まで豊かになることができました。家事労働の中で、生産的な家事、作ったものが「形に残すことができる」ので達成感があります。

所有者が大切にしていることは?

母は、曾祖母から教わった「作ることができる喜び」を大切にしています。曾祖母は戦前生まれであり、裕福な育ちではありましたが、そうとは言っても戦時中であり物が有り余っているわけではなかったそうです。京都は空襲がほとんどなく、被害はあまりなかったですが、戦後は苦しい生活を余儀無くされました。

その中で「藤川学園」で洋裁を習い「作ることができる喜び」を身に染みて感じたそうです。その考えは祖母、母に脈々と受け継がれています。

現在はなんでもネットで売り買いできる時代です。量販されているものはそのほとんどが外国製です。検品基準や生産工程、衛生面は時代が進むにつれて機械化が進んでいる状況にあるといえます。そんな中で、個人が衣類を作りそれを商品として売るということはなくなって言っている現実があります。ジーパン一つにしてもクラッシュ加工で有無だけで価格が跳ね上がったりします。

Made in Japan、only oneが失われつつあり、ものを買うということに喜びを世間が感じられなくなっている様な気がします。そんな中で、母は、洋裁で物を作りオリジナリティを生み出すことで「作る喜び」を忘れず、そしてハンドメイドにより価値を見出しています。

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