製図の用語:囲み製図・型紙(裁断図)・原型
2019年7月7日の誕生日に妻とケーキを食べながら、裁縫のおしゃべり。
服づくりのための図は皆さん探すのに苦労されている話をしました。
それで誕生日を機になぜか服づくりの図に関するカテゴリーを作って作品と図を紹介していこうと思った次第です。
いくつか記事を作ったところ、囲み製図を型紙だと思っていた私。別物と気づく素人ぶり…。裁断図という言葉もあるし訳ワカメ。
そこで簡単に言葉をまとめてみました。
囲み製図(corralled / boxed drafting)
製図方法の一つ絵デザインが単純でサイズにもこだわらないような含み用います。
直線や直角で囲んだ枠のなかに案内線や等分線を目安に定寸法で描いたものです。また四角の箱型のなかに描くことから箱製図ともいいます。
型紙(pattern)
服を作るための紙。
とくに工場での裁断縫製の方法に合わせた《縫い代や合い印などをつけた型紙》。
裁断に使う場合はとくにカッティング・パターン(裁断図)といいます。
原型(sloper)
型紙を作るときに基本とする型のこと。この型をもとにデザインを採り入れた型紙操作をします。
企業やブランドでは、それぞれのターゲットの標準寸法を土台にしたいろんなパーツの基本原型をもっています。
ふつう原型にはすでに一定の緩みが怖和っているので身体サイズどおりではありません。
企業やブランドがもつ基本原型はとくにベーシック・スローパーといいます。身頃、スカート、袖の原型で構成されます。
ほかにもアイテム別の原型やシーズンの変化に対応したシルエット原型などもあります。
まとめ
これまで原型は企業やブランドだけでなく、各裁縫学校間で流派が分かれ、学生や裁縫好きな方々を囲い込みしてきました。
現在では首位争いに負けたドレメ原型が衰退し、文化原型一辺倒になっています。
これでは服づくりの楽しさと多様性が広がりません。
もっと開かれた服づくりを行なうには囲み製図を中心に服づくりを考えていくことが大切です。
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