ミシンのエピソード「ミシンで家庭を支え子育てをし主人の帰りを待った」をご紹介しています。
対象となるミシンはジューキ社の「HZL-7000」です。
同社は本機の販売を中止していますが、取扱説明書はダウンロードできます。こちらのページから「機種名」で探してダウンロードしてください。
ミシンの所有者とインタビューアーの関係は孫と祖母です。
ジューキ社「HZL-7000」について
ミシンの用途
祖母はミシンを最近ではコートやブラウスを作るのに使用しているそうで、無償労働で自分のものを作っているという感じです。つまるところ趣味のようなものです。
昔ではブラウスに加えスカートやニット、子供服などにも着手していたそうで、これらはすべて有償労働であったそうです。
誰かのためというよりはお仕事としてこれからを制作していたそうです。また近々着物を解いて何か作ることを考えているそうです。今の段階ではコートが思い浮かんでるそうです。
ミシンを買った時期
2000年
ミシンを習った場所
祖母は中学生のときに高校では家庭科という学科にいくことで刺繍やミシンなどの授業を受けることで、女の子はミシンが出来た方がいいからと勧められて進学したそうです。
そこで週に何時間もミシンを用い刺繍や縫い物の基礎を学んだそうです。
それから卒業後には結婚し子供が出来たということで家でもできる仕事を探したところミシンの基礎知識は備わっていたため、そこから独学で仕事として使えるようになるまで勉強したそうです。
しかし今では仕事としてではなく自分のものを縫っているそうです。
ミシンで家庭を支え子育てをし主人の帰りを待った
ミシンに対する思い入れ
現在では家庭用ミシンしか持っていませんが、元々祖母は工業用ミシンを持っていてそちらは結婚して仕事として縫い物を始めたときのものだそうです。
実に50年前のもので、今はもう使用しなくなったため引き取り手を探して譲ってしまったそうです。
自分はミシンで家庭を横から支え、子育てをして旦那さんの帰りを待っていたあの頃を思い出して感慨深くなるそうです。そしてそのミシンを手放すときはやはり少し寂しい気持ちになったそうです。
その後家庭用ミシンを購入したそうですが、やはり工業用のミシンよりも作れるものが制限されると言っていました。
ミシンを使わなくなった経緯や今の使い道
今後は自分の持っている着物を解いて新たにコートなどを作ったりしたいと言っていました。
具体的に作製するものはコートとだけしか言及してなかったのですが、巾着はどうかなと提案したところそちらも検討してみると楽しげに話していました。
しかしながらもう現在祖母は82歳で、なかなかミシンを使うというのが億劫になってしまっているそうです。それでも時々ミシンを使ってなにかを縫ったり作ったりしています。ミシンはまだまだ活躍しそうです。
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