腕つきミシン「フリーアームリッカー」リッカーミシン

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腕つきミシン「フリーアームリッカー」リッカーミシン

これは、リッカーミシンが「ドレスメーキング」1974年8月号に出した広告です。

本機はシャツ袖を縫うのに適した筒型ミシンです。型番は「RZ-2500」。シンガー社ユニオン・スペシャル社が戦前から取りあつかっていたミシンです。

「Reform Your Life」とフレーズが入り、「今年はリフォームで家庭資源の再発見。」と邦訳を対応させています。

腕つきミシン「フリーアームリッカー」 via 「ドレスメーキング」鎌倉書房、1974年8月号、120頁。

向かって左からリード文を追ってみます。

それまでミシンでは部分縫いが難しいというユーザーの声が多かったと記されています。

上に述べたように米国ミシンメーカーは19世紀にこの機種を扱っていて、主に裁縫工場(アパレル工場)で使われていたと思われます。

つまり部分縫いは工場ではよく行なわれていました。すでにみたリード文からは「家庭資源の再発見」をめざすミシンなのですから、部分縫いは家庭用ミシンとして難しかったと考えられます。

ホームソーイングには小さな部分縫いがつきもの。それが、意外に難しいのよ…とおっしゃる方が多いようです。そこでフリーアーム=腕つきリッカーはいかが?
シャツの袖にもすっぽり入るアーム=腕を使えば、どんな部分もすいすい。リフォームにも最適。ミシンの活用範囲がグンと広がるとても便利なミシンです。ジャージーやニットなど伸縮する布地はカムひとつで縫えます。「ドレスメーキング」鎌倉書房、1974年8月号、120頁。

本機を使うメリットは次のように説明しています。

  • 袖付け・衿付けも楽になる。
  • ズボン(パンツ)の筒縫いもクルクル回して可能。
  • 付属のテーブルを付ければ、ふつうのミシンとしても使える。

また、あちこちにリッカー支店やサービスショップがあったこと、および有名デパートにリッカーミ

シン売り場が広がっていたこともわかります。

付属テーブルで一般的なミシンとしてえるものは「シンガー 18-2:靴甲皮縫ミシン」や「パフ27-4A:1本針本縫左筒型ミシン」などが、昔から普及していました。

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